第4回 「智光山公園の秘めた魅力」
日程: 5月22日(月)
講師: 狭山市都市緑化植物園 白田夏子 様
会場: 狭山元気プラザ 大会議室
受講生: 出席26名
1.智光山公園はこんなところ
2.智光山公園の歴史
3.智光山公園の自然
4.智光山公園の取り組み
5.智光山公園の魅力
本日の講師白田夏子様は都市緑化植物園緑の相談所に勤務され、さやま市民大学ではガーデナー養成講座の講師として、指導(例えば、園芸の基礎、智光山公園モニュメント広場の花壇の設計と施工など)をして頂いています。
ところで、智光山公園の広さは東京ドームの11.5倍、東京ディズニーランドより広いことをご存知でしょうか。近隣市町村の公園と比べて最大規模です。狭山市の誇りである智光山公園は、Aゾーン(宿泊施設や運動施設など)、Bゾーン(主にレクレーション・動物園など)、Cゾーン(主に自然と触れ合う区画)として整備されています。
公園の歴史では、この地が350年前山伏の修験場「智光山講」であったと石碑(寛文12年建立)に記されていること、昭和27年頃地主さんたちが発起人となって「智光山遊園地」が開設されたこと、昭和46年智光山公園の整備計画が決定されて順次施設整備が進んだこと、平成15年埼玉国体の会場として「テニスコート」を開設して、ほぼ現在の状況になったと説明して頂きました。驚きですが、2200年の狭山市民宛てのタイムカプセルが埋設されているそうです。どのような品々とメッセージが託されたのでしょうか。立ち会いたいものです・・。
公園の自然では、四季折々の季節感を十分に感じる自然環境として、樹木・草花・野鳥・動物など在来種と外来種が混在する景観を紹介して頂きました。春の桜、夏の深緑の雑木林、秋の紅葉、冬の雪景色は特徴的でした。
最近の取組として、施設の指定管理者制度による運営が来場者を増やしていること、リサイクル活動では薪ストーブの活用と薪の販売をしていること、こども動物園で生態観察の展示に努めていること、バラフェスタやローズナイトなど、積極的にイベントを開催していることを、クールにそして熱く語って頂きました。
智光山公園は一部の施設を除いて、昼夜の別なく無料で利用できます。ペットにも寛容です。市外の人達のリピータも多く、その素晴らしい魅力ある公園はやはり狭山の宝です。大事に守っていきましょう。
なお、講義内容は冊子「語り継ぎたい狭山の魅力」としてまとめる予定です。