*開催日時 :平成28年 10月 18日(火)13:30~16:00
*場 所 :狭山元気プラザ 大会議室
*講座名 :「みんなで楽しむ国際交流講座」
*受講生 :15名 出席者 :出席 12名 欠席 3名 (高久文雄、嶋田中子、加藤眞澄)
*第10回講座テーマ:「企業の海外展開から学ぶ国際交流と異文化交流」
1)株式会社コーセー化粧品の場合 : 生産部参事 寺井 重徳
(1) コーセー化粧品の紹介
(2) 2008年、中国杭州市に現地法人
(3) 「高級化粧品有限公司」設立。総経理就任。
(4) 杭州市駐在5年間で学んだこと:
(5) 現地社員233名 日本人1名の現地法人総経理
*社員の帰省に送迎バスが必要、
*団体交渉の難しさ、
*男性は転職が出世に、女性は転職せず。
*法律、規制が1日で変わる、
*結果は兎も角全て「任せなさい」だが、責任は絶対に認めない。
2)本田技研工業株式会社の場合 : 山田 恵一(本田技研OB)
(1)ホンダの基本戦略
:車は顧客の近くで造る。
:小さく生んで大きく育てる。
:(現在は製造ラインでは60秒に1台完成する。年間24万台)
(2)海外での心得~郷に入っては郷に従え、
:言葉より気持ちの伝え方大事、
:英語に頼り過ぎないこと(出来るだけ現地語使うこと)
:日本(人)の常識は現地では通用しない。
:相手を信用、尊重すること。
(3)学んだこと
:政治、宗教が違っても人間としての気持ちは共通する。殆どの国の経済も実権は中国系のひと、
:どの国も女性上位でよく働く、
:日本の演歌は何処でも愛されている、
:社員の愛社精神に期待しないこと。(全ては賃金次第?)
<講座リーダー所感>
*狭山市内には、多くの大企業があり、他にも多くの“狭山都民”が住んでいる中に海外生活経験者が多いのなら、その人たちを通じて国際交流、異文化交流の経験とそこから得た知識、ノウハウを少しでも受講生に伝えて貰えないか、ということでコーセーの寺井さん、ホンダOBの山田さんにお願いしたが、結果は狙い以上の成果が得られたと思う。
*流石に一流企業の企業戦士、短い時間の中で珍しい?貴重な体験を詳細にお話し頂けたと思う。
*受講生の感想も、初めて聞いた、日本との違いが分かった、日本の常識が殆ど通じない、など「楽しいお話し」だったという感想が多かった。