*開催日時 :平成27年11月18日(水)19:00〜21:00
*場 所 :狭山元気プラザ 大会議室
*講座名 :「食と農のコミュニティ・ビジネス講座」
*受講生 :23名 出席者 :出席 16名 欠席 7名
*内 容 :「食農ビジネス」を成功させるための着眼点~6次産業化の視点から~
埼玉県グリーン・ツーリズム推進協議会会長 齋藤 章一 氏
1.農業は成長産業-農業をめぐる情勢が「向かい風」から「追い風」に変化
*3つのフォロー・ウィンド
1)生産コスト削減による所得増
2)付加価値向上による所得増
3)農業の潜在可能性を引き出すことによる所得増
2.農業の潜在可能性とは?
1)垂直型:生産⇒加工⇒販売までの所謂「6次産業化」
2)水平型:農業+景観、教育、健康、癒しなどとの組み合わせ
3)連携―消費者参加など生産者と消費者の連携による売れる農作物作り
3.6次産業化について
*成功のポイント:消費者ニーズに沿った農産物や加工品等の安定的な生産の確立
:販路の確保
:人材育成
4.事例研究
①埼玉県日高市「サイボクハム」
②和歌山県田辺市「秋津野の「きてら」&「ガルテン」、
③北海道千歳市「花茶」
④長崎県大村市「シュシュ」
⑤埼玉県さいたま市「ファーム・インさぎやま」
⑥兵庫県篠山市「集落丸山」
⑦岡山県「真庭市」
⑧埼玉県所沢市「corot(コロット)」
⑨山梨県山梨 市「ホトト」
⑩鳥取県智頭町「タルマリー」
⑪山形県「アル・ケッチャーノ」
<質疑>
Q:狭山市に人を呼べる食材はありますか?
A:一つの食材、一軒のレストランではダメで、グリーン・ツーリズムが成立すの点ではなく面を作ること。
Q:事例研究の農家レストランの成功のための条件は?
A:大事なことは、一人の努力ではなく、“食のトライアングル”を作って、生産者、シェフ、顧客が協力し合うことが大切。
Q:農家民宿の原動力は?
A:古民家利用の農家民宿の原動力は女性パワーである。日本のお母さん100選に選ばれるような女性たちの頑張りがあって初めて成功する。