・日程:2月14日(月)
・会場:オンライン
・講師:横山千枝子様
・受講生:出席10名、欠席1名
第9回の授業は、「『地蔵の年越し』の学習4」でした。
前回同様、C,B,A班の順に語り、状況に応じた表現法を深めました。
1) 「地蔵の年越し」の概略のストーリーの確認
年末の寒い大晦日
おミノという少女は、父親の酒を買いにでかけましたが、
店は閉じていて、酒を買えず、不老川の橋の下で震えていました
小平治という少年がおミノに気が付き、声を掛け、焚火に誘いました
そこは妖怪がでるといわれている井戸山でした
地蔵が4名と小平治の母親小豆婆がおり、酒を飲みかゆをすすっていました
地蔵の一人は水野の化け地蔵は、彼はおミノを知っていました
加佐志の耳垂れ地蔵は持っていた徳利の酒をおミノに分けてやると
成円寺の除夜の鐘がなり、地蔵さんたちはそれぞれ帰路につきました
おミノは徳利の酒を確認し、地蔵さんたちに感謝しました
2) 空間の広さに応じた表現は?
・二人で話をしているとき?
・暗闇で話をしているとき?
・焚火を囲んで話をしているとき?
3) おミノの感情に応じた表現は?
・橋の下で寒さに震えて耐えているときは?
・小平治に手を引かれたときは?
・妖怪の出る井戸山へ行くとわかったときは?
・小平治の母親が小豆婆と知ったときは?
・男の一人が水野の化け地蔵と知ったとき?
・地蔵さんがお酒を分けてくれたとき?
・除夜の鐘が聞こえて、地蔵さんたちが帰路についたときは?
・お地蔵たちに感謝を伝えるときは?
(受講生の声)
・聞き手を飽きさせない方法、難しいですが、とても大切だと感じました。
・経験豊富な方々も努力をしていると知り、登場人物像、立ち位置等を読み取る事など、あきらめないで練習を続けたいと思いました。
・先生から事について具体的に教えて頂き、また、心構えなどもご教授頂きました。なるほどと納得いたしましたが、素人の私には到底たどり着けないなと思いました。
・今回ご指導頂いた「が」「に」の助詞を上げる癖を直す訓練をしてみます。
・先生がよくおっしゃる「映像を自分の中にしっかりイメージする」ことの大切さを改めて認識しました。どこにいる誰に向かって話しているのか、どのくらい距離があるのかを意識するだけでも声が違ってきました。
・まだまだ、自分は読み込みが足りないと反省した。
・キャラクターの違いは、声色を変える方法以外に、速度を変えることでも表現できると分かりました。
・自分には無理、と思うのではなく、何とか自分なりに工夫することが大切だという先生の言葉が心に響きました。