◎ 開催日 令和元年 10 月15日(火) 時間 13:30~15:30
◎ 場 所 狭山元気プラザ 大会議室
◎ 本日の講師 :さやま市民大学学長 小山周三先生
◎ 講座スタッフ :講座コーディネーター:さやま市民大学学長 小山周三
:講座リーダー:草野喜実勝、スタッフ:中山美喜子、有賀富士子
◎ 講座テーマ:*地域づくりの話し合いは「ファシリテーター」の力で決まる*
<第一部>:講座オリエンテーションと少し長めの自己紹介
*今回の受講生の皆さんの多くは、これまでに市民大学の講座を修了したり、市内で
様々な活動に参加している方々なので、改めてこの講座を受講する目的や動機につ
いて確認しておきたという目的に、一人3分程度で自己紹介とこの講座の受講動機
と何を学びたいかを話して貰った。
*結果は狙い通り、それぞれの現況と受講目的を詳しく話して貰い、15名合計で60
分時間を使うことになった。
*今後のグループワークショップなどの運営に役立つことになる、自己紹介であった
第二部:「地域づくりの話し合いは「ファシリテーター」の力で決まる」
~さやま市民大学学長 小山周三先生
1)本講座についての素朴な疑問
その1.「ファシリテーション」って何ですか?
その2.「ファシリテーター」ってどのような人を指すのか?
その3.「地域まちづくり」とどのような関係があるのですか?
*ファシリテーター:物事を前に進める役割、力、スキル、人
*まちは「課題山積」、協働による課題解決の知恵
2)私(小山学長)の経験から言える「ファシリテーション」学習の重要性
*疲れる会議が多いのは何故か~長い会議でも結論が出ない場合
*創発エネルギー(智重)が貰える会議が少ない~メンバー同士、知恵を出し合う
のが会議の筈。
その理由は:①課題解決方法の検討にまで至らない、②目的達成が見えない話合い
に終始する、③ファシリテーションの理解と認識不足
3)「ファシリテーション」講座開催の意図
①「答えのない時代」の解決方法は「有効な話し合い」の場づくりにある。
②話し合い、会議の「効果的促進法」を学ぶ意義
③ファシリテーションの学びは(スキル・知恵)は「人づくり」の根幹を成す。
④「あなたの力」が頼りにされるために
4)ファシリテーションの4つの役割
①場のデザイン~目標の共有、繋がり、雰囲気づくり
②話し合い~意見の受け止め、聞き出し:上手に言葉のキャッチボールを。
③意見の発散、整理
④共通理解と合意形成(成果を分かち合う)継枝のステップ
*「個々の力」を「チームの力」に変える
*ファシリテーションの力が人・組織・コミュニティを変える
5)上手なファシリテーターの特徴
①どんな意見にも耳を傾ける
②つねに話し合いの目的や論点を意識する
③メンバー全員の様子に気を配る
④協働の精神を大切にする人
6)ファシリテーターの大切な役割
①進行役とファシリテーターとの違い
②先入観を持たないで、意見を引き出す
③話し合いを纏める努力と役割の自覚
④段取りと調整だけでは「協働成果」は生み出せない。
⑤アイディアを拡げるように話し合いを発散する
7)ファシリテーターと似通った言葉
*コーディネーター:ものごと全体の取り纏め役
*リーダー/リーダーシップ:指導する事/指導者
*プロデューサー:制作者
*コミュニケーター:伝達する人
8)本講座の目的:ファシリテーター・マインドを培う
*人と人を上手につなぐ工夫
*みんなの想いをカタチにする
*スキルX想い・志
*人の心を動かす人間力(人が付いてくる人)
<受講生の感想・意見>
*講座を通じて地域住民へ地域の良さを啓蒙していきたい。
*ファシリテーションとは何かが判らなかったが、先生の講義で納得できました。
*本日の講義でこの講座がとても重要な講座であることが理解できました。
*次回の講座が楽しみです。
*地域づくりの話し合いにファシリテーションを活かしていくことができる。
*グループワークでの時間がファシリテーションの実践に繋がる訓練になることを希望します。
*経験不足なので勉強します。よろしくお願いします。
*5~6人のテーブルでも「やろうよ」という気持ちにさせる力を見に付けたい。
*自分と意見の違う人を受け入れると良いのかなと思うので、この講座で学びたい。
*ファシリテーターというもは色々な役割を持っておりとても重要なことが分かりました。
*ファシリテーションの大切さ(を学んだ。)
*様々な意見から重要事項をどのように抽出するか、その手段、手法を学びたい。
*ファシリテーションについて、深く学ぶことが出来ると思うので期待致します。
<講座リーダーのコメント>草野 喜実勝
*大変難しい講座なので、受講生の受け止め方が心配だったが、最初の60分間の自己紹介で
それぞれの考え、人となりが分かっていた所為か、グループディスカッションも初めから
盛り上がり、それぞれの発表も充実したものになったので、一安心でした