☆ 開催日 令和元年 5月31日(金) 時間 13:30~15:30
☆ 場 所 狭山元気プラザ B棟2階 大会議室
☆ 担当講師 :狭山市役所 総合政策部政策企画課長 大谷寿治、黒澤元主幹
☆ 講座スタッフ :コーディネーター;さやま市民大学小山周三学長 講座リーダー;草野 喜実勝
スタッフ;江頭誠治、中山美喜子、松瀬陽子
☆ 講座テーマ:「狭山を知る~狭山市の総合政策とまちづくり~」
☆ 講座の概要 :
1) 総合政策とは・・・
① 長期的な展望に立って狭山市の目指すべき将来像を描くとともに、
② その実現に向けて総合的かつ計画的なまちづくりを進めるために実施する施策や事業の体系と内容を示したものである。
2) 第4次狭山市総合計画:平成28年度~令和7年度(10年間):将来像⇒「緑と健康で豊かな文化都市」
<まちづくりの柱 1>環境共生~緑豊かで環境と共生するまちをめざして
<まちづくりの柱 2>健康福祉~幸せに生き生きと暮らせるまちをめざして
<まちづくりの柱 3>都市基盤~快適な都市空間を形成するまちをめざして
<まちづくりの柱 4>産業経済~活力のある産業を育てるまちをめざして
<まちづくりの柱 5>教育文化~人を育み文化を創造するまちをめざして
<まちづくりの柱 6>市民生活~安全で安心して暮らせるまちをめざして
<まちづくりの柱 7>計画推進~構想実現のために
2) 第4次狭山市総合計画:平成28年度~令和7年度(10年間)
:将来像⇒「緑と健康で豊かな文化都市」
<まちづくりの柱 1>環境共生~緑豊かで環境と共生するまちをめざして
<まちづくりの柱 2>健康福祉~幸せに生き生きと暮らせるまちをめざして
<まちづくりの柱 3>都市基盤~快適な都市空間を形成するまちをめざして
<まちづくりの柱 4>産業経済~活力のある産業を育てるまちをめざして
<まちづくりの柱 5>教育文化~人を育み文化を創造するまちをめざして
<まちづくりの柱 6>市民生活~安全で安心して暮らせるまちをめざして
<まちづくりの柱 7>計画推進~構想実現のために
3) まちづくりの基本理念:
基本理念① 環境と共生するまちづくり
基本理念⓶ だれもが幸せに生き生きと暮らせるまちづくり
基本理念③ 快適な都市空間と活力ある産業が創出する活気のあるまちづくり
基本理念④ 学びと創造により培われた人を育む心豊かなまちづくり
基本理念⑤ ひとと人とのつながりを大切にする安全・安心なまちづくり
4) 第4次狭山市総合計画:4つの重点テーマ(前期基本計画)
●テーマ 1:若い世代(ひと)を増やす~少子化と人口減少を抑制し、持続可能なまちづくりを進める。
●テーマ 2:まちと産業に活力を~快適な都市空間の構築・産業の活性化により、活気あ
るまちづくりを進める。
●テーマ 3:楽しめる健康高齢社会を(健康長寿)~誰もが健康でいることが当たり前と
なるよう、健康第一の地域づくりを進める。
●テーマ 4:市政運営をみんなの力(協働)で~市民、市民団体、事業者、行政が連携・
協働し、次世代につながる元気なまちづくりを進める。
5) テーマ 1.「若い世代を増やす」の具体施策
◎母子保健型利用者支援事業~育児の悩みに対する相談支援:保健師による面談を実施
◎民間保育所等施設整備補助事業~待機児童の解消に向けた保育所の整備
◎母子家庭等自立支援事業~ひとり親家庭に対する総合的な支援
◎要保護児対策事業~近隣5市で児童虐待防止に関する連携協定を締結
◎学力向上推進事業~学力の定着と家庭学習の習慣化を目指す。
◎小学校校舎、中学校舎改修事業~小中学校のトイレの洋式化
◎市庁舎設備等改修事業~市の施設のトイレを洋式化 32年度本庁舎完了
◎コミュニティ・スクール事業~学校運営に地域の声を積極的に活かし、地域と一体にな
って特色ある学校づくりを推進
◎親元同居・近居支援事業~市外から狭山市に転入する、若い世代を応援する。半数以上
が隣接市から転入している。:H.29年度25年ぶりに転入者が転出者を上回った。
◎総合戦略推進事業~狭山市の子育て情報を発信
◎東京オリンピック・パラリンピック推進事業~東京2020大会の認知度向上と機運醸成
~次世代を担う児童向けの取り組み:市内中学校で特別授業
◎夢をかなえるプロジェクト事業~夢を持つ大切さ“ふるさと狭山市”への誇りと愛着を醸成する。
◎狭山市魅力づくり事業~市内4大学との包括的連携協定を締結し、若者を呼び込む為の「魅力づくり事業」を実施。
6) テーマ 2「.まちと産業に活力を(まち・しごと)」の具体施策
◎入曽駅周辺整備事業:・駅前広場・アクセス道路整備、駅舎の橋上化、東西自由通路、小学校跡地への新たな機能導入:令和5年度完成予定
◎都市計画道路の整備状況~狭山市駅加佐志線整備(令和5年完成予定)
◎笹井柏原線整備事業~狭山工業団地の活性化に向けて、工業団地西側区間と東側区間の拡張との連携
◎都市計画マスタープラン推進事業~長期的な視点に立った都市の将来を明確にした「市の都市計画に関する基本方針」の策定
◎入間川とことん活用プロジェクト事業~魅力ある親水空間の整備:河川敷の活用
◎狭山工業団地拡張地区基盤整備事業~県央道インターチェンジ周辺に団地を拡張
◎産業労働センター管理事業~狭山市ビジネスサポートセンター「Saya-Biz」開設
7) テーマ 3「楽しめる健康高齢社会(健康長寿)を」
◎入曽地区地域交流施設整備事業~公民館の機能を継承しつつ地域住民の相互の連携や交流を促進:令和2年度オープン
◎地域支援事業(介護予防)~地域の皆さんが主体的にグループを立ち上げ、活き活き百歳体操の活動を市内16か所で実施。
◎健康づくり推進事業~筋力の維持、向上による健康増進・介護予防の効果を期待し、上奥富運動公園、狭山台中央公園に健康遊具を設置
◎健康長寿埼玉モデル事業~健康づくりを推進・支援するために、ポイント制によるインセンティブを付与:「健康長寿埼玉モデル:プラス1,000歩運動」
8) テーマ 4.「市民運営をみんなの力で(協働)」
◎協働推進事業~「自分たちのまちは自分たちでつくる」を合言葉に市と市民とが力を合わせて魅力あふれるまちづくりを進めていきます。:協働によるまちづくり条例を制定(31年4月1日)
◎公共建築物解体事業~市有地の有効活用の為既存施設の解体・除去を進める。
◎RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の導入
◎AIの導入~保育所管理事業の効率化
◎平和意識高揚事業~平和の尊さを伝えるとともに戦争による悲惨な体験を風化させることなく後世に伝える:平和を願う講演会実施
◎第4次狭山市総合計画策定事業~第4次狭山市総合計画基本構想の具現化のために、後期基本計画を策定:
以上
<受講生の意見・感想>
*現在学んでいる市民大学も重要な情報発信基地であると思った。
*市が実行していることが沢山あり、頑張っていることは良く分かったが、それをどう市民に
知らせていくかが問題だ。
*前市長、現市長の念願である入曽駅周辺整備事業はぜひ早急に完成させて頂きたい。
*狭山市において転出者よりも転入者が若干増えている。これは若い人が住み易いまちだから
とおもう。
*協働のまちづくりは大切だと感じましたが、実現するには強力な推進力が必要だとおもう。
*前期基本計画の中で、「テーマ1:若い世代を増やす」取り組みに期待したい。
*市民感覚と役所の差があることが分かった。もう少し差を縮めるころはできないか。
*テーマ4.平和意識高揚事業の活動を嬉しく思います。
*全体的な構想はある程度分かりましたが狭山市がどんな個性のあるまちにしたいのか今いち
分かりませんでした。
<講座リーダーのコメント>草野 喜実勝
*狭山市を知ること、中でも市の行政としての方針、政策や計画を総合的に知る機会は中々無いので、今回の総合政策(計画)の講義は大いに参考になったと思う。
*政策立案のキーマン、政策企画課長自ら出向いて頂き、直接話を聞くことができたのは良かったと思う。
*後半、4つの重点テーマ毎に具体的な実施計画を説明されたが、時間の関係で細かい内容まで
聞けなかったのが残念ではあったが、それぞれの事業が身近なものとして実感できたのは良かったと思う。
*それぞれの政策、計画が市民生活に直結しているのだということが分かったが、その成果と
評価について、市民との関りが見えてこないとの指摘もあったが、今後の課題だと思った。