オンナ磨きは自分しだい、女子力アップ講座
~まちの元気は女性から~ 第8回 報告
日 程:平成30年7月20日(金) 14:00~16:00
講 師:ファイナンシャルプランナー 八ツ井慶子 氏
会 場:狭山元気プラザ パソコンルーム
受講生:出席21名(受講生25名)
ねらい:女性のためのマネーセミナー
人生に必要なお金の知識を身に付けよう…
内 容: 人生がときめく正しいお金の使い方
1.社会保険料の負担アップ、手取り収入が増えにくい
2.年収別手取り(可処分所得)推移・・・緩やかに減少方向
3.預貯金は預けていても、マイナス金利の影響から利息収入は無に等しい
このような状況から
◆相対的に家計の支出の重みが増している時代
◆運用で増やすのが難しい時代
改善方法
収入:増やす
支出:減らす
運用:うまく行う(難しい時代)
4.私たちは長生きする
※あと、何年命があるかという表である。
例:70歳の男性は、85.72歳まで、70歳の女性は、89.98歳まで生き、 今後も更に平均余命は伸びると予想されている。
※0歳児が何年生きるかという表である。
例:平成7年度と28年度を比べて、男:4.6歳/女:4.29歳 延命になっていることがわかる。
※表1・2とも厚生労働省「平成28年簡易生命表の概況」より抜粋
5.「家計簿」は本当に必要か?
〇家計簿経験者は、非常に多い
〇家計簿継続者は、非常に少ない
〇継続者の中で、さらに家計改善できている人は、さらに少ない。
6.なぜ家計簿は続かないのか?
〇1円単位まで記入することに疲れてしまう。
〇費目をどう分けていいかわからなくなる。
〇毎日つけるのが大変
〇数日さぼってしまうと、何に使ったのか忘れてしまう。等々
7. なぜ家計簿を付けても改善しないのか?
〇「何」ではなく、「なぜ」買ったのかの方が圧倒的に大切
原因 ⇒ 結果
・雨が降る → 傘をさす
・食べる → 太る
・?? → ムダ買い
〇毎月の集計方法に問題があった。
※集計の仕方が良くなかった。支出は3構造
※3構造に分けずに集計すると、家計の「実態」がつかみにくい
⇓
どこをどう改善していいのかわからなくなる
⇓
3構造に分けることで、どこに問題点があるのか見えやすくなる
8.家計簿をつける本来の意味は?⇒正しいお金の使い方を身に付けること
〇大変な思いをして、なぜ家計簿をつけるのか?
〇「正しいお金の使い方」を身に付けるため
〇家計簿は、正しいお金の使い方になっているかをチェックするためのツール、
また、そうなるように正していくためのツール→正しい家計簿のつけ方
〇正しいお金の使い方を身に付けられると→家計簿が必要なくなる。節約をする必要がなくなる。
⇓
9.家計簿は、本当に必要か?
〇ゴール(目的)は、正しいお金の使い方を身に付けること。
〇家計簿・・・記録として残したい人、付け続けたい人は継続してよい。
〇正しいお金の使い方とは、正 → 一 と 止
・「一」線で「止」まると書いて「正」しいです。
・正しいお金の使い方は、「一線」を越えない使い方
・「一線」は、人それぞれにあるものなので(いわば価値観)、ひとり 一人にそれぞれの正しいお金の使い方がある。
10.節約から正しいお金の使い方(ときめき買い)へ
〇収入アップは望めない ⇒ 支出を減らす ⇒ 本当に必要か、不必要かを判断する。不必要な物を買っても貯まらない。
〇「ない」を悲観するのではなく、「ある」ものに感謝して、どう生かすかを考える。
11.レシート○×チェック
〇レシートに直接○×を記入する。(△は無し、迷ったら×)
【振り返りが超大事】
・〇のパターン、×のパターンの「違い」を知る
・ノートに書いていくとより良い
・○×チェックの際には、「なぜ」買ったのかを自問
・費目は気にしない
【具体的な対策が立てられる】
・家にあるのに買ってしまう
・「○○引き」に弱い
・目的以外のものを、ツイ買ってしまう。
12.同時に付けたい「貯蓄簿」
〇預貯金残高も毎月、記帳しておく
13.ときめき買いとは、「なりたい自分」のため
世の中、いかに買わせようとするかの広告宣伝や仕組みにあふれているのが現代です。
だからこそ、「正しいお金の使い方」を身に付けるのは、とても大切なことの一方で、 少し大変でもあります。そこで大事になってくるのが「目標」です。つまり、自分が どうなりたいのか、「なりたい自分」を自由に思い描きましょう。できるかどうかは 考えません。「なりたい自分」を思い描いてから、どうしたらなれるかを考えましょう。
この順番を忘れてはいけません。
「やりたいこと(to do)」ではありません。家族でもなく、まずは、あなた自身が
どうありたいか、じっくり考えてみてください。
14.お金以外に大事なこと
健康は財産
・医療費がかからない
・割安な生命保険に見直せる
・働いて収入を得ることができる
・自殺の理由トップは健康問題
「食」で身体はつくられる
正しい食事、適当な運動、笑う
時は金なり ※無駄遣いがなくなると、時間が余る
・家計は一朝一夕には変わらない
・スマホ、インターネット、テレビは上手な時間泥棒(受け身)
・「考える」時間を作ることが大切
・全ての音を切って、静かな時間をもとう
〇これから負担増社会は厳しくなるでしょう。家計管理は、より重要な時代になります。
〇不安だからこそ、運用よりも先に家計改善です。「ときめき買い」を是非、意識してみましょう。
〇お金に振り回されず、人生の主人公はあくまで貴女自身であることを、忘れないでください。
〇お金は裏切りません。でも家計改善に魔法の杖もありません。愚直に丁寧に時間をかけて、 筋肉質な家計を作ってください。クヨクヨしている時間はもったいないです。
〇家計は、必ず変わります。
〇人事を尽くして、天命を待つ という気持ちで頑張りましょう。