テーマ:「ひろせのタケル」と「狭山七夕縁起」群読練習
日程: 6月18日(月)13:30~15:30
講師: 狭山市文化団体連合会 前会長 横山千枝子 様
元NHKキャスター 村松真貴子 様
会場: 狭山元気プラザ 大会議室
受講生: 出席28名(受講生34名)
本日は、はじめから民話に取り組みました。
1)狭山の民話「ひろせのタケル」の練習
「ひろせのタケル」には、擬声語(動物の声や物の音を表現する言葉、がっさがっさ、ざっぷざっぷ、ばっしゅばっしゅ、ぴゅうっと、など)や擬態語(物事の状況や感覚を表現する言語、しゅるしゅる、ぴゅるぴゅる、おどろおどろ、ぼっちりぼっちり、など)が多くあり難しいようです。練習時には体を動かしてイメージを組み立て、本番ではその状況を思い出して語る、そんな練習法が役立つと学習しました。
先生は語りの手本を披露し、「できないと思うとできない」、「できると思えばできる」、がんばれと励ましました。
また、はじめに作者名とタイトル「ひろせのタケル」を語る時にはゆっくりと読み、3秒ほどの間をあけることが肝要と指摘されました。しかし、間をとることはなかなか難しく何回も繰り返し練習しました。さらに、台詞はせりふらしく、メリハリをつけて、単調でなく、表現豊かに、演技者になって、との指導を受けて、受講生の皆さんはメキメキ腕をあげています。
今坂柳二作「ひろせのタケル」
「そのころ、ムサシの国には、芒の葉がしゅるしゅると茂とって、葛の蔓がぴゅるぴゅると伸びとって、萩の枝がおどろおどろと手招きしとって、猪の群れがイッタンドリの藪ん中あ、がっさ、がっさと歩き回とった。・・・・・」(「あぜみちの昔ばなし」、ふるさと伝承研究会、2006.12)
2)グループ練習
後半は、グループ「狭山七夕縁起」とグループ「ひろせのタケル」に分かれて、語りを深める具体的な表現法を学習しました。