暮らしに活きる野菜作り講座 「畑見回りと初収穫編」
皆さんこんにちは
楽らく野菜づくり講座も開講して9回目を迎えました。5月に種をまいた春夏野菜の一部が早くて収穫時期を迎えています。毎週木曜日は座学と圃場で実習と学習を行っていますが、そのほか毎週水曜日と日曜日は当番で畑の見回りを行っています。見回りの目的はもちろん野菜に大適な雑草採り、そのほか大事な目的があります。それは今回植えたカボチャ、スイカの適切な時期の人工交配です。雄花、雌花が適当に開き、かつ朝早く(9‐10時頃前)に交配が必要です。見回りの日に交配のチャンスがあれば受講生が行っています。
スタッフの方が毎日見回ってくださっているので見逃しは無いようです。交配の仕方は現場実習で学びましたが狭いところに大勢入るとそれぞれの生長点を踏んでしまう恐れがあり見回りの時が適しているようです。そのほか水やり、整枝、病気の予防、ネット張り、ネット外し、肥料の施しなどが見回りの重要な仕事になります。 畑にはミニトマト、ナス、ピーマン、キュウリをそれぞれ7から10本植え付けてあり、それぞれが週2回収穫できます。
最初この本数では受講生に分配するには少なすぎると思っていましたが、その仕掛けがわかりました。先ほど述べたように畑は講座開催日以外に見回りが必要になってきます。 受講生もその必要性は十分に理解していますので、問題はないのですが、この見回りに来た受講生に作業が終わったらただ帰ってもらうのではなく、適当な間隔で収穫できるキュウリ、ナス、ピーマン、ミニトマトを当番の方で分けて持ち帰ってもらっています。家庭への小さなお土産であることと、講座で実習した成果として話も出来るわけです。このための作付けであったことがわかった次第です。
第9回目の講座は初めての収穫、夏大根の収穫時期なので受講生の皆さんで収穫し持ち帰ってもらいました。来週は小松菜が収穫時期になります。
品質については、講師曰く市場で売るにはもう少しだったようです。しかし、食べてうまかったな~。(キュウリ、ナス、ピーマンは5月30日に収穫しています.)