<講座のねらい>
定年を迎えて仕事を離れた人や子育てを終えて余裕ができた人など、今後は地元で社会的な意義のある活動に関わりたいとお考えの人を主対象にしています。小・中学生の学習を支援する活動は、子どもたちと直接向き合う中で支援者自身の喜び(生きがい)となって返ってくることが多くあり、地域貢献の場として最適です。学習支援活動に有用な諸事項を身につけていただき、自信をもって学習支援の現場に参加していただくことを目的にしています。
<講座の内容>
先ず、「教育基本法」、「狭山市教育振興基本計画」などの概要や、「支援を必要とする子どもたち」、「子どもの心理と支援の在り方」など、学習支援の必要性について再確認します。次いで、国語・英語・算数(数学)の三教科について、子どもたちが小学校や中学校で学ぶ内容を理解します。そして、上記教科の学習支援の体験者から、ノウハウの数々を熱く語ってもらいます。また、実際の学習支援現場での研修も行うようになっています。
<講座の運営>
学習支援に関する10年を超す実績を有する、狭山市学校支援ボランティアセンター(SSVC)が、狭山市教育委員会の全面的な支援を得て取り組んでいます。講師は、学校教育の豊富な経験をお持ちの指導主事の方々、SSVCの支援体験者、さらには、外部の専門家にお願いしています。
<昨年の講座修了生>
既に、①狭山市立の小・中学校(全23校)における学習支援員として、②中学校の茶レンジスクールの支援員として、さらには、③SSVCの運営委員などとして活躍している人が多数います。
<本年の受講生の声>
退職後、時間的な余裕が出来、これまでの会社勤め等で得た知識、経験等を何かに生かせないかと考え、地域の子供さんの学習支援のお役に立ちたいと思い当講座に参加しました。講座を通し、先生方、諸先輩の生のお話をお聞きすると、色々と難しいこともありそうで、自分にできるか不安もありますが、最後は「人間対人間だ」と思っています。(中野恒彦)