☆開催日:平成28年10月8日(土) 9:30~12:00
☆場 所:狭山元気プラザ 大会議室(B棟2階)
☆講座科目:①市民活動の組織とマネジメント②自主防災の役割③災害対応型状況訓練(1)
☆講 師:①狭山市自治会連合会 関口武男 会長 ②埼玉県自主防災組織リーダー養成指導員 大城戸修一 ③NPO法人総合生活環境支援センター理事長 岡山晃一
☆講座内容
関口会長より、「震災に備えて」と題して、今朝の阿蘇山の噴火から東日本大震災、阪神淡路大震災及びこれまでに発生した地震での事例を述べられ、「災害に対する心構えを持ち続ける(意識の継続)」、「避けられない被害を最小限にとどめる(減災)」、「情報の収集(過去に学ぶ)」、「自分の命は自分で守る(自助)」の必要性が大切であるとの講義がありました。
次いで、大城戸修一講師から地域防災についてと題して、「あなたが考える災害とは・・・」通常の生活状態が根底から覆されること。「意識していないリスク・イメージできない災害等には、人は対応できないこと」、また、「狭山市の8月22日の台風における水害の状況」特に、不老川の逸水、護岸洗堀など南入曽、北入曽、堀兼地区における被災状況は「まさか?」であり、安全神話は存在しないこと。「絶対安全はない」狭山市も例外ではないこと。防災の基本は「自助」であり、自分の命は自分で守ることが第1、次に「共助」として常日頃から「挨拶」「助け合い」で良好な関係の構築。重要なことは「普段できないことは、災害時にもできない!」との講義がありました。
最後の授業として、岡山晃一講師から図上訓練「防災計画の策定」について、各班での策定を行い「自主防災部会の組織編成と役割分担」から「防災資機材準備」までの10項目に亘り、各班における班長、書記を定め、項目別に兼務する番号を記載し必要な人員を算出するなど、少ない時間の中で意見を交わしての防災計画の策定でした。最後に岡山講師から、実際の策定にあたっては、他の自治会の方もおりますので、たたき台を作成することの重要性、更には、実際の支援は2~3日でなく、7~10日間を計算に策定することが現実的等のアドバイスがありました。