★開催日:平成31年4月19日(土)13:30〜15:30
★場所:狭山元気プラザ 大会議室
★担当講師:さやま市民大学学長 小山周三
★講座スタッフ:講座リーダー 草野喜実勝 スタッフ 江頭誠治、中山美喜子。松瀬陽子
★講座内容:
第一部:講座ガイダンスと受講生、講座スタッフの自己紹介 (省略)
第二部:小山学長からのメッセージ
1.開講にあたって・・・
- さやま市民大学の学びの共通テーマが「まちづくり」:
- まちづくり講座は難しい講座と聞くが本当か?:決して難しい講座ではありません。
- 最後に論文を書かされるって本当ですか?:論文を書かされることはありません。
- まちづくり講座の学びを通じて、自分の「生きがい」を発見して欲しい!
2.「学長のまちづくり講座」に込めた想い
①まちづくりの思想、まちを豊かにする実践方法など、まちづくりの基本を学ぶ
②「モノづくり」「サービスづくり」「情報づくり」など、課題領域の変化
~「まちづくり」は最も現代的な地域課題
③街づくり,町づくり、都市(まち)づくり、まちづくり~住民主体のまちづくり、公・民
連携の「まちづくり」として登場した。
④「まちづくり」は「志民学」「市民学」:都市計画や都市工学との違い
3.「まちづくり」の新しい視点
①「まちづくり」の担い手が「コミュニティ・ビジネス」に育つ
②愛着と誇りの持てる「まちづくり」の実現~シビック・プライドの醸成
③観光都市、もてなし都市から地域活動の見直し~ローカル・ブランドの育成
- 魅力ある「ザ・狭山」を創るための学び
第三部:「まちづくり」とは何か~「まち」を「つくる」の意味を考える
1.「まち」に「暮らす」という意味を考えたことが有りますか?
- 「まちは人がつくり、まちが人を育てる:コミュニティ・デザイナー,ジム・ラウスの哲学
- まちは「公共財=社会的共通資本」
- 「豊かなまち」がもたらす「暮らす幸せ」:まちは豊かに暮らす「生活必需品」
2.地域コミュニティは、様々な地域課題の解決が迫られている。
*少子・高齢化の進展⇒暮らし方の変化
*ニュータウンからオールドタウン化⇒地域の再生
*若年層の減少が地域崩壊を招く⇒地方消滅、縮小都市化
*暮らしに必要な第三の空間・居場所⇒健康・福祉・防災・子育て・文化・環境・地域再生
等の地域課題への取り組み
3.「地域を変える」のは誰か?
*「まちづくり」を支える「行政サービスの限界」
*日々の暮らしな中から課題・問題の発見~市民主体のまちづくり
*さやま市民大学の役割
・ひとづくりと仕組みづくり ・リーダー、コーディネーターの育成 ・実践のための学
びの場
4.まちづくりの「つくる」の意味
~幸せの地域デザイン:生きがいと幸せづくり
- もらう「幸せ」 ②与える「幸せ」 ③して差し上げる「幸せ」~関りから生まれる
- 幸せ感
5.まちづくりには「コミュニティ・クリエーター」が必要
*ものづくり:テクノロジスト教育
*地域づくり:マチヅクリスト教育
*地域づくりののプロデューサー、コーディネーターが必要
学びの成果を地域づくりに活かすための⇒まちづくりの担い手/生涯学習案内人/まち
のガーデナー/健康づくりサポーター/パパママのお助け隊・・
6.「つくる」の3つの意味
〇造る~目に見える構造物(ハードを造る)
〇創る~「無」から「有」を創り出す(ソフトを創る)
賑わい/交流/文化/環境など
〇まちづくりに関わる人のこころ(ハートをつくる)
7.「まちづくり」には、「地域資源の活用」が大切
歴史、伝統、文化 *自然・風土 *生活の営み *公園・まちなみ、*産業 *食と農
<受講生の「振り返りシート」より>
*「まちづくり」をする上で一番は「ひと」づくりだと痛感した。
*~その為に日々の暮らしの中からか課題・問題を発見する必要がある(と思った)
*生活の基本である「安全・安心な」生活環境での暮らしを創る。
*小さなコミュニティビジネスが密接に横の繋がりを持つこと(が必要)
*狭山の「まち」づくりについて将来的な方向性はどの程度決めてあるのか?(知りたい)
*「まち」に対する考えは身近なところにも存在するという視点に気づきました。
*シャッター通りの店が多いのを何とかならないかと思いから(講座に)参加しました。
*まちつくるとは、一人の熱い思いがあると実現できるということ、素晴らしいことだと思いました。
*・・・今はまちは自分たちで変えていけるところ、コミュニケーションの場だと思えるようになりました。
<講座リーダーからひとこと> 草野喜実勝
*「学長のまちづくり講座」の第二期目であるが、各年度の修了生が12名中5名と含まれており、新しい受講生とのつながりをどう作っていくかが講座運営上の課題になると思われる。
*少し長めに自己紹介をして貰ったが、一人ひとりが問題意識、課題を持って参加していることが分かり、今後のグループ編成、ワークショップの進め方にも参考になると思った。
*前期「まちづくり講座」からのリピーターが5人。前期からの課題、テーマを中心にグループ編成ができれば、各回のグループワークでも活発な議論、意見交換ができると思われる。
*第二期目の講座としては、修了時に具体的な「まちづくりプラン」(提言)を幾つか纏めるような運営を心掛けて行きたい。