5月5日(土)いきがい講座第3回
「少子高齢社会の諸問題②」
高齢者の家族生活
講師:早稲田大学人間科学学術院 臼井 恒夫教授
〝学習のねらい〟
2005年日本は人口減少段階に突入した。日本の21世紀は「人口減少の世紀」である。今世紀前半は高齢化が一段と進み、超高齢化と少子化を伴いながら人口減少が進んでいく。今回の講義では人口減少社会における家族形成の問題を考える。
- 出生数の減少
- 結婚行動の変化…未婚化・晩婚化の進行
- 高齢社会の家族生活 親子関係の長期化・親子の依存関係の変質
~~~~~~~~~~~~~~~~~ 【受講生の感想・意見】 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
❖今日の講義は子供世代の現実と照らし合わせて考えさせられるところが多々ありました。ワークライフバランスの普及により、子供を産み育てやすい社会になることを願います。
❖出生率減少が、日本社会の規範、構造のミスマッチにより大きく影響している事が理解出来ました。
❖少子高齢化社会に至る日本の社会背景や意識の変化、現実となりつつある親子関係の問題など、統計図表を使った講義は解り易く、減り続ける日本の人口と、将来の超少子高齢社会の様々な問題を考え学ぶことが出来た有意義な授業であった。
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5月12日(土)いきがい講座第4回
「少子高齢化の諸問題③」
高齢者の経済生活
講師:早稲田大学人間科学学術院 臼井 恒夫教授
〝学習のねらい〟
人口構造の変化と高齢化の進行にともない、高齢層は今後さらに数を増加させることが予想されるため、その生活様式には大いに注目が集まるところとなる。今回は総務省統計局の調査結果をもとに、高齢者世帯における平均的なライフスタイルの現状を、主に経済生活の面から確認していく。
- 高齢者の就業
- 労働力人口に占める高齢者の比率は2004年以降上昇傾向をみせている。
- 高齢者の暮らし向き
- 高齢期になるほど所得格差は大きくなっている。
- 高齢者の家計収支(2017年調家計調査)
- 老々格差の問題
~~~~~~~~~~~~~~~~~ 【受講生の感想・意見】 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
❖今日のデータは興味深く聞きました。貯蓄を切り崩さず生活していければいいが先のことは分からないもの、このようなデータを知る事が出来たのが良かった。知って生活するのと知らずに暮らすのとは物事を考える時の張り合いが違うという事を感じた。
❖老々格差の問題で単身高齢者世帯が増加する中、生活保護受給者との格差が拡大傾向にあり行政のあり方が必要と思った。
❖高齢者の経済生活について、家計調査等総務省統計局の調査結果に基づく係数、グラフを使った講義で日本の現状が解りやすい授業でした。経済生活について考える有意義な内容となった。
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