*開催日時: 平成27 年10月21日(水)19:00〜21:00
*場 所 : 狭山元気プラザ 大会議室
*講座名 : 「食と農のコミュニティ・ビジネス講座」
*受講生 : 23名 出席者 :出席 19名 欠席 4名
*聴講生 : 諸井寿夫、中山美喜子
*内 容 :
・第一部:受講生全員が受講の動機と自己紹介
・第二部:「食・農ビジネスとの関わり方 その1」
~ 食と健康の理想豚郷を目指して ~
~ 豚の飼育に生涯を賭けた父と子のお話し ~
(株)埼玉種畜牧場 サイボクハム社長 笹崎静雄
◎ 創業から今日に至るまで
*1972年からの豚肉を販売開始。
*開店当日の客は二人で2,000円。父親から逆に励まされ頑張ることができた。
*その後ヨーロッパ(オランダ、ドイツ)へ修行の旅に出て本場のハム、ソーセージを味わい、豚肉そのものの旨さを活かした薄味のソーセージでブランド化に成功。
*豚の全てを無駄なく商品化。全てをヒット商品にできた。
◎ 高くても売れる商品づくり)
*1997年以来ドイツのコンテストで金賞を連続受賞中。
*直売所(サイボクハム)を「店」ではなく「仲(中)見世」と考えて大成功。
*値段は売り手側ではなく、買い手「客」が決めてくれるものだ。
*商売のモットーは「利は義の和なり、義なくして利あらず」
<質疑>
Q:今の仕事をしなければ何になっていたと思いますか?
A:ジャーナリスト志望で日大文学部に入った。消費者の目も必要だと思った。
Q:人生の転機になったものは?
A:唐の僧、臨済和尚の「臨済録」の「随処に主となれば立つところみな真なり」という一節で、自分が主人公になって会社を盛り立てようと心が決まった。
Q:あと何年ぐらい現役で頑張られるおつもりですか?
A:既に会社は若手(40代経営者)に任せている。20代,30台も育っている。
Q:自分は若手農業経営者として頑張っているが、周囲には後継ぎが居ない農家が多く問題だと思う。
A:周囲を心配するのでなく、自分がどこまで頑張れるかを考えて欲しい。評論家は要らないでしょう。