☆開催日 :平成27年10月15日(木)9:30~12:05 ☆場 所 :狭山元気プラザ大会議室 ☆講座内容:・避難所開設・運営について及び防災ゲーム(クロスロード) ☆講 師 :埼玉県自主防災組織リーダー養成指導員 大城戸修一、狭山台小学校 小暮恒二校長 小暮校長は、3.11以降考えたこと、取り組んだこと「世界全体に占める日本の災害発生率は、M6以上の地震で20.5%活火山数7%、災害日雅楽11.9%等、世界で0.25%の国土に比して、非常に高くなっている」 『想定外はないが想定が必要で、災害と付き合っていかなくてはならない国である』と強調。 次いで、避難所に指定されている学校、避難所となる体育館でも、夏の暑さ対策で扇風機を持ち込んでも、雨となると寒い。 ①児童生徒の在校時間帯に災害が発生した場合、震度5弱以上の地震発生の場合、原則として学校に留め置き保護者への引き渡しとなる。(緊急メールが自動配信され、保護者が引き取りにかかる時間等を回答するシステムが運用されている。) ②児童生徒が在校していない時間帯の災害発生の場合、体育館や運動場を社会体育団体が利用している場合もある。 カギも持っている。(利用している団体を知る必要が・・・) ③避難所開設と運営で、児童生徒の在校時間帯 職員はまず児童生徒の安全確保、引き渡し児童生徒と避難者の生活空間の区分け、引取り保護者及び避難者の誘導。「とにかく、平成7年の阪神・淡路大震災以降に発生した負傷者50名以上の地震21回のうち、教職員が学校にいた時間帯に発生した地震は3回。1/7である。地域の学校として、学校再開を視野に、地域の学校避難所となる学校を学校公開などに併せて見てください」とまとめた。 2時限目は、大城戸修一講師による「防災ゲーム(クロスロード)」である。1班から5班の出席者を4班に分けて、防災ゲームの前に解説から入った。 まず、クロスロードとは「岐路から転じて、重要な決断・判断のしどころ、進退を決すべき岐路を意味する。防災を他人事でなく我事・当事者として考え、判断力を養う災害対応ゲームである」。 いよいよ防災ゲームに入り、10の課題が各班各員に与えられた。「あなたは避難所の総務担当、体育館は既に満員状態、更に300人の被災者が、あなたなら出て行ってもらう?「YES又はNO」や「あなたは市民、避難所の体育館に家族同然のゴールデンリトリバー犬(雌2歳)避難所に連れて行く? YES又はNO」等である。 次の作業は「YES・NO」の結果と理由を各員で紙に記入。各班で「YES」が何名「NO」が何名、多数派1ポイント(〇)、ひとりだけ2ポイント(◎)、同数はポイントなしということでその結果を各班で発表した。 最後に、大城戸講師は「意思決定に正解はない。どれもが課題として残り得る。災害時を想定した訓練が必要で訓練以上の結果は出ない」と締めくくった。
まちづくりコース