写真 : スタッフ 塩野谷守夫
編集 : 受講生 大竹 五郎
☆開催日 :平成26年11月27日(木) 13:15~15:30
☆場 所 :狭山元気プラザ 302号教室
☆内 容 :介護予防「口腔機能向上 健康長寿サポーター養成研修」
☆講 師 :狭山市保健センター 原口 歯科衛生士
小島 保健士 他 保健センターの皆さん 健康推進課の石井さん
1.健康長寿サポーターとは…小島 保健士
自らの健康づくりを実践するとともに、家族や友人、周りの皆が健康であることにチャレンジしていく者
話の始めに、小島先生から「最後に筆記試験をします!」に、一同緊張する
〇 埼玉県の現状
① 平均年齢…若い⇒5位(都道府県順位)
② 高齢化率…低い⇒6位(65歳以上)
その結果
◎ 医療費…少ない⇒6位(1人あたりの医療費:国民健康保険)
◎ 介護給付費…少ない⇒1位 だが問題は、全国より早い高齢化が予測される
平成22年~平成42年までの20年間で、現状の「約1.5倍」になる。↓ 移動・食事・排泄面で介護が必要になる
〇 健康寿命とは⇒65歳から「要介護2」になるまでの期間
平成24年のデータは、男性:16.84年、女性:19.76年だそうな。
〇 健康寿命を延ばすためには
◎ 生活習慣病を予防するために特定検診を必ず受診し、保健指導も積極的に
受けて、体に良い食事をして体を動かすことを継続しよう。
ここまで10ページのテキストで解説、それから10分間の筆記試験~答え合わせ。
結果、全員に「健康長寿サポーター応援ブック」が渡されて修了となりました。
2.健口は健康の基・・・原口 歯科衛生士
①お口は何をするところでしょうか
〇 話す、〇 食べる、〇 呼吸をする
②歯の役割は
〇 噛む、〇 発音、〇顔の形を整える、〇健康を助ける
③自分の歯の本数を把握しておこう⇒8020運動(80歳でも自前の歯が20本)
④歯を失う病気とは
〇 むし歯、〇 歯周病
その原因は、歯垢(プラーク)にあり。
データによれば、1mg中に細菌の数は、10億個もいるそうです。
右の画面には、原口先生のお口から採取した細菌を拡大表示している所、確かに「動いて」ます。
⑤ 歯周病と全身の病気の関係
〇 脳梗塞
〇 糖尿病
〇 誤嚥性肺炎
〇 細菌性心内膜炎
〇 狭心症・心筋梗塞 などの、歯だけに限らず全身の病気の原因になる。
⑥ その対策として…歯垢を落とす
〇 各人に「歯ブラシ2本」支給
〇 歯型模型を使っての歯磨き法
〇 歯ブラシは、軽く握る
〇 歯ブラシの寿命に注意する
〇 歯磨きの回数は
〇 磨いているというのと、磨けているとは違うので確認を。
⑦ 唾液も重要な働きをするので、
唾液を出すための顔(舌)の体操と唾液腺マッサージをしてください。
〇 唾液が少ないと、・虫歯や歯周病になりやすい、・口臭が強くなる、
・話しづらい、・味が分からない、・喉が渇く 等など
〇唾液腺マッサージのポイントは、耳下線・顎下線・舌下線を軽く刺激して下さい。
⑧ お口、唇や舌などの体操で、お口の周りの筋肉の衰えを防ごう。
〇 口を閉じてホッペをふくらませたり、すぼめたりする。
〇 舌の体操は、口を大きく開けて舌を前後・上下・左右・回すなどに動かす
〇 飲み込みの訓練、つばを「ごっくん」と飲み込む訓練を
〇 発声練習、「あ~・い~・う~」や「ぱ・た・か・ら」などをはっきりと発音
※ 毎日の生活の中で、自分の体を自分がどうするかで「健康寿命」が決まる様です。