写真 : スタッフ 塩野谷守夫
編集 : 受講生 大竹 五郎
☆開催日 :平成26年 9月25日(金)13:15~15:30
☆場 所 :狭山元気プラザ 302教室
☆講座内容:「認知症サポーター養成講座」
☆講 師 :狭山市役所 長寿保険部 介護保険課 田邊スタッフ 地域包括支援センターの皆さん(5名)
本日の授業は、我らが克服すべきひとつ「認知症」について、DVD映像・43ページ及ぶ資料・認知症のおばあちゃんへの対応寸劇など、オレンジのユニフォーム姿「6人の美女講師」から、有意義な講義を受けました。
1.「認知症サポーター100万人キャラバン」とは
埼玉県のマスコット「コバトン」を旗印に、認知症を正しく理解し、認知症の人の「応援者」を増やそうとのキャンペーンです。
狭山市では、田邊スタッフの部課を中心に、地域包括支援センターの皆さんが協力し、地域を巡回して講義されているそうです。
毎日の暮らしの中で「認知症」の言葉に出会わない日は無いほど一般的に知られて来ましたが、その病気(?)への対応方法は我らも良く知らず、今日の「寸劇」を通しての講義も含めて非常に参考になりました。
2.認知症について正しく理解する
①認知症とは…いろんな原因で脳の細胞が壊れたり、働きが衰えて様々な障害が起こり生活に支障が出て6ヶ月以上継続している状態を指す。その原因疾患は、一番多いアルツハイマー型を始め6種類以上に分類される。
②認知症の症状…大きくは、中核症状と行動・心理症状に分けられる
○中核症状⇒記憶・見当識・実行機能・失行・失認・失語等の障害
○行動・心理症状⇒徘徊・妄想・幻覚・うつ・暴力等の症状に出る
③認知症の診断…問診→認知機能テスト→血液検査→画像検査・他
④認知症の治療…まだ、根本的に治す薬は無く早期受診・診断して、薬物療法や非薬物療法、リハビリテーション等で進行を遅らせる事
3.認知症の方への対応方法を考える
各班別にグループワークで課題を検討~方向付けと発表者の選出
4.認知症の人と接するときの心構え・サポーターとして出来ること
初めに、地域包括支援センターのスタッフによる「寸劇」の実演、
認知症のおばあちゃんとその息子の「お嫁さん」で、財布をめぐるやり取りを実演。それを見て、各班から選出された人がその「お嫁さん」の役を演じた…最後に、その評価が話されましたが…。
その対応の心得は ”三つの「ない」” で!
① 驚かせない ② 急がせない ③ 自尊心を傷つけない
具体的な対応の7つのポイント
① まずは見守る
② 余裕をもって対応する
③ 声をかけるときは一人で
④ 後ろから声をかけない
⑤ 相手に目線を合わせてやさしい口調で
⑥ おだやかに、はっきりした滑舌で
⑦ 相手の言葉に耳を傾けてゆっくり対応する
最後は、「埼玉県 認知症サポーター証」と「オレンジリング」を全員に配布されました・・・いつまでサポーターでいられるか…?