平成30年度(発足3年目)の講座(総計15回)が10月13日に終了しました。最終回では、この講座を受講して最も印象に残ったことや関心を持ったことについて発表してもらいました。幾つか例を挙げると・・・、
(1)支援の対象である児童や生徒の中には、経済や健康(障害)について不満足な子どももいる。社会や教育関係者は、彼らをどのように理解し、支援できるのかについて具体的にじっくり学ぶことができ、勉強になった。
(2)世帯収入と子どもの低学歴・低学力には強い負の相関があり、貧困の連鎖を生んでいる。朝食を毎日摂れること、一定の時刻に寝起きできる環境と学力調査の成績にも相関があることなどが明らかになっていることに衝撃を受けた。
(3)約束を守れないダメな子などと決めつけるのは簡単だが、その子がADHDやLDであるならば、適切な薬材などによる処方も進んできていることを知った。
(4)小学生への支援と中学生への支援では内容がだいぶ異なるが、子どもの役に立ちたいという気持ちさえあれば、誰にでもできる支援が多々ある(2年生の九九暗唱、家庭科、登下校の見守り、環境整備など)。健康が許す限り、継続したい。
(5)この講座に参加して良かったことは、「学習支援員」としての活動が今後の生きがいになるという確信を持てたことです。入学時に受講料5,800円を支払ったが、それもしっかり元を取ったと喜んでいることを付け加えておきたい。
最後に、7名の受講生に回答してもらいました。
・講座の内容は期待していたものでしたか? 十分に満足5名、まあ満足2名。
・本講座を受講して良かったですか? 十分に満足6名、まあ満足1名。
小学生の学習支援 中学生の学習支援(茶レンジスクール)