☆開 催 日:平成29年5月11日(木)9:30~11:45
☆場 所:西武文理大学8号館202教室
☆講座内容:第4回:高齢者の健康・地域支援のあり方
☆講 師:西武文理大学 看護学部看護学科 講師 山田 理絵
本日の講師の山田理絵氏には高齢者の健康.地域支援のあり方というテーマで講演されました、山田氏の主な研究テーマは『地域で生活している失語症者の語り、家庭訪問における保健師の育成』で、大学での教鞭や地域での支援のあり方についても自己の課題として熱心に取り組んでおられます。
『高齢者の健康:健康な生活のための3つのコツ』というテーマで講義が行われます。1つ目の『栄養状態が良好なこと』では、肉を中心にバランスよく食材を摂取すること。2つ目の『体力がある』では、じぶんの体力に合わせた運動をすること。3つ目の『社会との関わり』では、生きがいを再獲得すること等を、具体的な例を挙げて講義が進んで行きます。
退屈?な座学の後は少し身体を動かし、筋肉と、脳を柔らかくします。講師の指示に従い、椅子から立ち上がり椅子から離れます。講師の指示通り左右にステップを踏みながら、ステップの際に『3の倍数「3・6・9…」の時に手拍子』をします。これを30位の数字まで行います。次に、その行動を、30→1まで逆のパターンで行います。その後、ステップはそのまま、ステップ中にしりとりを行います。その際、最初からの名称をそのまま継承し続けるので、最初からの名称を覚えていなければなりません。これは、コグニサイズと言い、運動と認知課題を組み合わせたエクササイズで、脳トレと身体を同時に使う面白い講義でした。
「生きがいとはどのような事ですか?皆さんは、日常生活の中でどのような事に生きがいを感じていますか?話し合った結果をまとめ、各班の代表の方が皆さんの前で発表して下さい」講師の質問に、受講生たちは現在実践している事を次々に書き留めています。各班の代表からなるほど、と思わせる項目や、ユニークな項目まで様々な項目が発表されていました。生きがいとは、生きるために見出す意味・目的・価値のことで、内閣府の調査では高齢者の約7割が生きがいを感じているそうです。