本日より本格的なカリキュラムが開始されます。入学式後のカリキュラムでは講座内容の説明や、スタッフの紹介等で時間を費やしてしまい、受講生たちの自己紹介までには至りませんでした。このカリキュラム終了後に自己紹介の時間を取ることにしました。
本日のカリキュラムは『狭山市の健康づくり・介護予防の目的』というテーマで講義が行われます。
本日の講師は元狭山市職員の金子美恵子氏。金子氏は狭山市の職員として長期間にわたり勤務され、市民大学の前身である元気大学や、現市民大学の創設にも多大な功績を残されました。
入学式当日、簡単なカリキュラムを受講したとはいえ、受講生同士はほとんど言葉を交したこともなく受講生たちは、初対面といえるでしょう。受講生間のコミュニケーション不足は否めません。受講生間のコミュニケーションを図るため、担当講師の発案によりラウンド毎によるコミュニケーションを図るための手法が取られました。
その手法とは、班毎に分かれたメンバーが四つのラウンドを消化して行く方法です。第一ラウンドでは班毎のメンバーでコミュニケーションを取ります。第二ラウンドでは、班に一人残し、他のメンバーは他班に出向きコミュニケーションを取ります。第三ラウンドでは、出向いていたメンバーが戻り、元の班に合流します。第四ラウンドでは他班の意見を参考にしながら、一つにまとめ、本日の発表となります。
最初はぎこちなかった受講生たちも、講師の適切な指導を受け、少しずつ緊張感も薄れてきたようです。お茶とお菓子の力を借り、講師から提出された課題・『狭山市の良い所』を配布された模造紙に書き込んで行きます。白い模造紙が時間の経過とともにカラフルな文字で埋まって行きます。各班の発表が楽しみになってきました。
今日の発表に答えを求めませんが、中には面白い企画等が幾つか見られました。今日の主眼であるコミュニケーションを深めるという目的は、充分に果たせたと思います。その中で、今年度の受講生たちの新鮮なパワーを感じ取ることができました。
本日から二週に亘り、西武文理大学への登校となります。健康づくり・介護予防サポーター講座は西武文理大学との連携講座となり、今まで以上に連携を深めていくことになりました。
講座の受講回数も以前と比較して多くの講座を、この西武文理大学で受講することになりました。
殆どの受講生が西武文理大学は、始めてのこともありスタッフは早めに待ち合わせ場所に到着、待機しています。
本日の講師は西武文理大学・准教授の景山優子氏。今回行われるゼミのテーマは、福祉・介護サービスについて、他人事ではなく、自分だったらどのようなサービス(おもてなし)を受けたいか、それを実現させるために専門職として何ができるか等の講義が行われます。
前回の講師・金子氏同様、狭山市の福祉の現状から、さらに踏み込んだ講義が行われます。特に高齢者の居場所、コミュニケーションの取り方等が講義されました。
『高齢者の居場所づくりやコミュニケーションの取り方、地域が高齢者にどのような居場所を提供できるのか、また、高齢者が地域にどのように貢献できるのか等、地域と高齢者がお互いに納得できるような居場所づくりを目指して行くのにはどのような方法があるのかを皆さんで考えて見て下さい』
パネルを使用しての講義を受講生たちも真剣に聞き入っています。このテーマは、まもなく自分達に迫っている切実な問題です。真剣にならざるを得ません。
休憩時間になりました。少し余裕が出てきたのでしょうか?
受講生たちに僅かながら笑顔が見られます。講座の途中での休憩時間を利用して緊張をほぐしたり、雑談などで気持ちをリラックスさせたりと、次の講座までの限られた時間を有効に活用しています。『健康づくり・介護予防サポーター講座』を受講してからまだ間もない受講生たちにとって、初めての西武文理大学での受講は緊張しても当然のことであると思います。後半の講義をしっかりと受講するためにも、ここでゆっくりと前半の疲れを取り、後半の講義に備えておきたいものです。