☆開催日 :平成28年11月5日(土) 9:30~12:00
☆場 所 :狭山元気プラザ 屋内運動場(体育館)
☆講座科目:①「危機対応について」 ②応急手当の事例想定訓練
☆講 師 :①埼玉県自主防災組織リーダー養成指導員 小林貞雄 ②さやま救急ボランティア(染野和男 新良守克さん他5名) ③狭山消防署 救急救命士 水村 勝
☆講座内容
小林講師より、「危機対応について」と題し、防災のキーワードとして「危機管理」(心構え)、「整理整頓」(仕分け)、段取りと道具(備え)、「祭り」(協働と予行)を述べられ、中でも「整理整頓」がすべての災害等に対して最善の解決策であり、考え方においても「だろう」など憶測によることは持たないことが大切。事例として、地下鉄サリン事件における「対策本部」、「救護所」の適切な仕分け(整理整頓)により対応した例などの、実際の災害対応を挙げて危機管理の重要性を習得することの大切さを講義されました。
次いで、「応急手当の事例想定訓練」を、さやま救急ボランティアの皆さまの指導により実施されました。これは、前回の講座で習得された「心肺蘇生法」、「AEDの取り扱い」及び「応急救護訓練」を踏まえ、(震度7の地震が発生、さやま市民大学倒壊、負傷者あり)との想定でリーダー、負傷者役を決め「負傷者発見」、「トリアージ」、「応急救護(止血)」など多岐にわたる応急手当の訓練を実施しました。
最後に、水村救急救命士から福知山脱線事故の事例から、病院搬送後に死亡された多くの犠牲者が、クラッシュシンドロームが原因との話を伺い、何時間くらいが目安なのかなど積極的な質問もあり、真剣に取り組んでおりました。
- 講義を傾聴する受講生(左)と講義中の小林講師(右)
- 2班に分かれての応急手当の事例想定訓練に、皆さん熱心に取り組んでいました。