☆開催日 :平成28年10月15日(土) 9:30~12:00
☆場 所:狭山元気プラザ 教室3(A棟3階)
☆講座科目:①学校における避難所運営について②イツモ防災(トイレについて)
☆講 師:
①狭山市立笹井小学校 校長 松澤 忠明
②埼玉県自主防災組織リーダー養成指導員 大城戸 修一
☆講座内容
第1時限目は、講師に狭山市立笹井小学校 松澤校長先生を迎え、「学校における避難所運営について」と題し、災害避難所として市内の小学校15校、中学校8校の全校が指定になっており、「避難所開設状況」や東日本大震災を受け開設おける体制整備「引き渡し基準の見直し、情報収集と共有、開設通知の有無による対応方、学校における避難所開設マニュアル」、 更に地区自主防災組織との連携等、災害避難所としての対応についての講義がありました。また、柏原地区防災まちづくり推進事業として小学生、保護者並びに自治会等各種協力団体による「柏原地区防災キャンプ」について具体的な活動報告があり、避難所生活のスキルアップ、初期対応のシミュレーション、効率的な方法及び、避難所開設マニュアルの実践を行うとともに成果として「防災教育の確認」、「住民相互の協働、協力の取り組み」、「行政との防災体制の確認」更に、今後の課題として「学校・地域・防災体制」における効果、防災リーダーの育成、短期から長期の対応を想定したマニュアルや体制整備などが挙げられました。
次いで、埼玉県自主防災組織リーダー養成指導員の大城戸修一指導員からイツモ防災(トイレについて)と題して、阪神淡路犬震災及び東日本犬震災等の事例、被災状況の様子などスライドで紹介、熊本地震では、トイレ対策が不十分であったことを踏まえ、衛生面を含めた事例の講義に続き、グループ討議として「災害時のトイレ問題を考えよう」をテーマに各班で意見が交わされ、その後、纏めとして班毎に発表を行いました。
体験の無いなか、当事者になって考えることの重要性をかみしめたテーマでありました。