「地域福祉とケアのあり方を学ぶ」6月の講座内容紹介
新井 春子記(講座スタッフ)
3日(金)コミュニテイ・ビジネスとしての福祉活動事例
講師:NPO法人コモンズ代表 常世田 幸久氏
内容
◎地域活動経緯概要
◎NPO法人 コモンズ創設活動
◎コモンズの運営
◎狭山安心お助け隊の活動実績
◎コモンズの新たな挑戦
高齢者の急増、高齢者だけでの生活、高齢者の把握困難等の問題が多く、それには高齢者同士助け合い、支え合う仕組みが必要と、NPO法人コモンズ認証活動が始まり埼玉県募集事業にも挑戦され地域活動が開始された。出来ることを出来る時に、誰もが持てる能力を発揮、いつまでも自分らしく安心して暮らせる街づくりをモットウに設立となる。先進団体へ研修にも行かれ、東北被災地でパラソルカフェを開き、地域ではコミュニテイ・カフェが開かれるようにまでなる。又生活応援、住宅応援、パソコン応援、野良カフェ応援等「安心お助け隊」活動も開始、多くの事例が報告されました。なお市役所から9人の聴講生が参加されました。
10日(金)地域福祉と地域活動
講師:東都医療大学ヒューマンケア学部看護学科 野村 政子先生
内容
◎みんなで進める見守り活動
◎連帯、協力って何だろう?
◎個人情報保護ってよく言うけれど…?
◎話し合い
野村先生担当地区(行田市役所在勤時)の見守り活動の実例をあげ、困っている人の発見、支える方法等を紹介、明日からでも出来ることのヒントが得られました。後半は3班に分かれ「講義の感想」「やりたいな」、「あったらな」をテーマに思う事の話し合いを市役所からの聴講生と一緒になって纏め発表。
17日(金)地域での福祉活動事例
講師:NPO法人 グリーンオフイスさやま代表 毛塚 宏氏
内容
◎新狭山ハイツにおける住民福祉に関わる担い手誕生の歩み
◎団地発NPOの誕生と2つのプロジェクト
◎NPOじおすが取り組む住民福祉
◎これからの取り組み
新狭山ハイツの人口の推移と、世帯数の推移が紹介され、若い人をいかにして取り込むか、又空き部屋の利用方法(シェアハウスとして利用)等具体的なお話しいただいた。ハイツの弱みを強みに、強みを磨く手段等「新生狭山ハイツ35年プラン」づくりにご苦労されたお話も興味深いものでした。
NPOじおすの取り組み「助け合いの輪」「コミニュティカフェ、ココベリー」「狭山おたがいさま里食堂」等、高齢者から若い子育て家族への支援にもしっかりと取り組まれている様子が伺え素晴らしいと思いました。
24日(金)民政・児童委員の活動
講師:狭山市民政・児童委員協議会 奥富 幸一氏
内容
◎民政委員・児童委員活動の歴史と役割
◎民政委員活動への期待
◎児童虐待の原因
高齢者の増加で在宅介護の問題も多く医療機関、介護施設との協力の必要性が急務である事、児童虐待、高齢者虐待、生活困窮者への食糧支援等最近は複雑化する課題が多くご苦労されているケース、民政委員の「なり手不足」等多種にわたりお話を伺い民政委員・児童委員の必要性がわかりました。