第13回 11月30日(月)
「映像づくりからみた狭山の地域資源」
講 師: フジテレビプロデュ―サー 関口大輔 様
会 場: 元気プラザ 大会議室
受講生: 出席27名、欠席4名
狭山市入曽地区出身の関口大輔様は、ニューヨーク大学やニューヨーク州立大学でメディアビジネスを勉強し、日本で数々のヒット映画やテレビドラマのプロデュ―スをされています。そのような経験から映像制作者の視点で、まちづくりのヒントを熱く語って頂きました。
映画やドラマに仕立てる物語の探索からシナリオを製作し、ロケ地の調査と制作手法の選定、製作の決定と実際の制作、人と人との関わりを通じて完成させる道のりには、地域創出のチャンスがありそうです。
「ウォーターボーイズ(2001)」、「スイングガールズ(2004)」など数々の制作裏話は、地域の知名度を高める施策を考えるうえで非常に勉強になりました。アニメーション「ホッタラケの島~遥と魔法の鏡~(2009)」は、不老川流域に伝わる民話を題材にオリジナルなストーリーとして脚色し、制作にあたっては狭山市ではなく入間市の協力を得たとの話は、受講生、スタッフともに「なぜ!」との疑問を持ちました。登場したキャラクター「テオ」は海外でも評判となり、入間市から入間市観光大使に任命されて、国外からの観光客誘致に貢献しているとのことです。
特徴があって特徴のない地方都市がマスメヂアと連携して地域活性化を図るには、住民だけでなく行政機関が一体となった戦略が必要であると感じました。講座内容は後日冊子としてまとめる予定です。