写真 : スタッフ 塩野谷守夫
編集 : 受講生 大竹 五郎
☆開催日 :平成26年12月02日(火) 13:30~17:00(第26回)
☆開催日 :平成26年12月09日(火) 13:30~17:00(第27回)
☆場 所 :西武文理大学 8号棟 203号教室
☆内 容 :「アクティビティー・ケア」の計画書検討~作成
☆講 師 :西武文理大学 介護学部:岩沢 純子 教授を筆頭に
荒川 講師、竹之下・松岡 助教と他の皆さん方でした
この学科特有の「異世代間交流講座」…西武文理大学・介護学部2年次生と3回に渡り、課題にたいし解決するためのアイデアを出し合ったり、進め方や必要な小道具の調達と、結構多岐に渡り議論しながら、最終日には班別に全員の前で「実技」で証明するのだ。
初めこそ勝手を知らない我らウロウロしたが、そこは老獪な爺婆集団、「孫」を相手に「いつもの仕切り癖」を抑えるのに苦労した3回でした(…でも、若いって素晴らしい)
1.「アクティビティー・ケア」とは…荒川 講師より、プロジェクターでの説明
高齢者が災害とか病気によって身体機能に障害を持った時、治療~リハビリにおいて、レクリエーションを含めた治療法をもって、支援に関わる行為のことを詳細に説明。
特記すべきは、アクティビティー・ケアによって「高まる能力の方向性」があるそうだ。
①現実見当識を高める⇒時間・場所・人の理解、手順・順番・季節感を意識する活動
②言語理解能力⇒口頭、文字、絵や写真、手話、ジェスチャー・手文字、触覚刺激、
③用いる感覚刺激の種類⇒聴覚・色彩・触覚・嗅覚・味覚・平衡感覚・複合感覚
④記憶力⇒程度があって、新しい事を覚える-古い記憶を利用-殆ど記憶力は使わない
⑤運動⇒全身使用、上半身主体、下半身中心、指先・手先のみ等
1日目は班メンバーの紹介と役割決め、基本知識の習得、条件の確認や進め方などを、203号室には、94人の学生と我らは20人、先生を含めると約120人の賑やかさ。
2.今回の「アクティビティー・ケア」の背景
さて班割の方は、生徒8人に我らが1~2人配置され12グループに分かれる…更に細かく言うと生徒は女性が圧倒的に多く、男性は1人か2人、勿論 リーダーは女性だ。
12グループの中を、3パターンに分けるの対象者の状況が下記の内容だ。
①虚弱な高齢者…筋力低下、起居動作の遅延はあるが、日常生活は自立している
②障害のある高齢者…脳梗塞後、立ち上がり困難(下肢に障害)
③負傷した高齢者…右前腕の骨折(上肢に障害)
場所は災害時の避難場所、既に1ヶ月を経過しプライベートも守られず、精神的にも不安な日々を送っている状況の所に、外部よりボランティアの支援者として参加、その中で「アクティビティー・ケア」を実施することになったのだ。
3.「実技」発表の準備
我ら爺婆に比べると生徒は大変だ、一人ずつ都度のレポートの提出と、発表の手順(シナリオ)や、雰囲気を盛り上げるBGMの選歌・掲示する説明文・実技で使う小道具制作…と、もうこのへんまで進むと爺婆も抑えが効かなくなって、色々と口出しを始めて、とうとう正体丸出しのお節介爺婆になっていました。
小道具制作にはスタッフの知恵も借りて、新聞紙や広告紙を使った安く簡単に作れるグッズを一緒に作り上げました…ここは感謝された様です。