【後期】地域の防災リーダー養成講座 第7回報告
●開催日 :令和元年12月7日(土) 9:30~12:00
●場所 :狭山元気プラザ 大会議室(B棟2階)
●講座科目:①自主防災の役割と組織づくり ②地震の脅威 「新潟中越地震から学ぶ」
●講師 :① ② 元NPO法人 総合生活環境支援センター理事長 岡山晃一
●講座内容
①自主防災の役割と組織づくり
岡山講師より、自主防災の必要性、役割、組織づくりについて、住民同士のコミュニケーション作りが大切なこと(敬老会・子供会を通しての繋がり)、安否確認を必要としない(○○さんが来ていないから確認をしてくれ)ことや、役割として災害時近隣の商店、医院との防災協定の締結、特にコンビニエンスストアは非常時の備蓄倉庫と捉え、店長を含め平常時からの備えの大切さ、組織づくりでは、災害が発生すると現在の組織は崩れ去り新たな避難所での組織づくりを迫られる事、平常時から災害発生時対応の備えが大切な事の講義を頂きました。
②地震の脅威 「新潟中越地震から学ぶ」
平成16年10月23日(土)午後5時56分に発生した新潟中越地震、マグニチュード6.8最大震度7の震災、発災直後の状況と発災4日目に現地への支援物資の運搬について写真を元に生々しい被災状況を話されました。支援物資運搬は道路が寸断され遠回りになったこと、トイレについてはヒューム管を畑に埋め板を渡し囲いで作った仮設トイレ(女子用)や、男性は小川を使用してのトイレ、避難所はトマト栽培のビニールハウスでの避難生活、正確な情報把握の重要な事等、平常時では想定できない現状を目の当たりにされたことや、講師自身が体験した東日本大震災の地震発生時の事も併せての講義となりました。
講義後の質問においては、受講生より狭山市の避難所について、災害の種類(地震・洪水)別に対応した避難所の設定を望みたいとの意見も出されました。