【後期】地域の防災リーダー養成講座 第3回報告
●開催日:令和元年年11月2日(土)9:30~12:00
●場所:狭山元気プラザ グランド、エントランスホール
●講座科目:『防災訓練』
①はしご車体験 ②煙体験 ③水消火器訓練 ④応急処置(心肺蘇生訓練・AEDの取り扱い) ⑤119番への電話のかけ方(実際の119番へ通報)
●講師: 埼玉西部消防組合 狭山消防署 救急隊 田口隊長 以下4名
埼玉西部消防組合 狭山消防署 富士見分署 粕谷司令補以下5名
●講座内容
『防災訓練』
①はしご車体験:
普段乗れない車両に搭乗して、受講生は各々感動しておりました。更に、消防の任務の重大さを理解するとともに地域住民の防災の意識を高めることが必要であることの貴重な体験をしました。狭山消防署配備のはしご車は高さ25m迄(7~8階)の対応が可能であり、所沢消防署には高さ40mまで対応可能なはしご車が配備との説明もありました。全員が貴重な体験をしました。
②煙体験:
火災発生時における煙の脅威(避難先が確認できない・有毒ガスによる失命)を煙体験装置により体験をしました。受講生からは、まったく先が見えない、実際の火災時は自分の命が無事かわからない等の感想がありました。
③水消火器訓練:
火災発見時は大声で「火事だ~」と叫び近所住民への火災を知らせること、消火器の使い方(一ピン・二ホース・三レバー)、消火器の種類、噴射時間、避難口を背に身の安全確保、消火器は初期消火に対応しており炎が天井まで達したら即避難し119番通報すること、消火器の使用期限等の指導後に受講生全員が水消火器による消火訓練を体験しました。
④応急処置
(心肺蘇生):富士見分署署員がリトルアンを使用し、倒れている人の発見、声掛け、意識の有無、救助応援要請、呼吸の有無、心臓マッサージ、人工呼吸の順で心肺蘇生を実施しました。
倒れている人を発見した場合は、一人での対応でなく大勢の救援者を招集することの大切さ等の要点を話されていました。(この訓練は第5回講座にて行います)
(AED取り扱い訓練):
心肺蘇生の中におけるAED取り扱いを実施していただきました。AEDの種類の違い(開蓋すると自動で起動するタイプと電源ボタン押下して起動するタイプ)や女性の方への対応、パットの貼り方、胸骨圧迫時の注意点等を頂きました。
⑤119番への電話のかけ方
今回は実際に119番に通報しての訓練を実施しました。受講生から積極的に通報希望者が出て臨機応変な通報を行っておりました。通報内容は、火災発生時は住所(主な目印になる建物等)、初期消火の有無、負傷者の有無、救急の場合は男女別、大人か子供か、年齢、傷病の内容と程度、携帯電話またはスマートフォンの場合は位置情報(GPS)も大事とのアドバイスも受けての訓練となりました。
《各訓練状況》