【後期】地域の防災リーダー養成講座 第4回報告
■開催日:平成30年11月10日(土) 9:30~12:00
■場所:狭山元気プラザ 屋内運動場(体育館)
■講座科目: 応急手当講習 ~ 救急車がくるまでに ~①心肺蘇生法 ②AED使用の手順 ③異物除去法 ④止血法 ⑤骨折の応急処置⑥三角巾の使用法 ⑦搬送法
■講師:さやま救急ボランティア(浅野ふみ子リーダー以下7名)
■講座内容
応急手当講習 ~ 救急車がくるまでに ~
①心肺蘇生法 (発見・安全の確認・意識の確認・119番通報と協力者への依頼)呼吸の確認・胸骨圧迫(心臓マッサージ30回)・気道確保と人工呼吸(2回)
・胸骨圧迫は強く、速く、絶え間なく(1分間に100回の速さで)
・大きな声で周囲の応援を(119番通報・AEDの確保を依頼する
②AED使用の手順 (準備・電極パッドの貼り付け・救急隊に引き継ぐまでの対応)
・ペースメーカーがある場合の貼り付け方
・回復体位の方法(呼吸状態を注意深く観察する)
・女性への配慮(人垣を作り他の人から見れないようにする)
③異物除去法 (背部叩打法・腹部突上げ法)
・背部叩打法の叩打位置は肩甲骨の間(肺の中の残留空気にて異物排除するため)
・腹部突上げ法を行ってはならない人(意識のない人、妊婦、乳児)この方法を実施した場合は、病院にて受診する:内臓損傷の有無)
④止血法 (直接圧迫止血法・動脈からの出血の場合の止血法)
・動脈からの出血は、傷口から心臓に近い位置で止血、細胞の壊死を防ぐため20分位で緊迫を一旦緩め、再度緊迫して止血す
⑤骨折の応急処置 (腕の骨折・足の骨折の応急処置)
・そえ木などない場合は、雑誌(腕)、傘(足)を利用する
・三角巾がない場合は、ビニール袋の利用
⑥三角巾の使用法 (骨折の場合の固定、止血等)
⑦搬送法 (毛布による応急担架作成・徒手搬送)
・応急担架:頭部側は力のある人を配置
・リーダーは全体を見て指示をする
さやま救急ボランティアより、救命の連鎖と一次救命処置として、現場に居合わせた市民による救命処置の重要性、救急隊の到着後における救命処置に比べ社会復帰率が2倍である旨の講義があり、引き続き2班に分かれての心肺蘇生法、AEDの取り扱い等を実施。
普段は行うことのない訓練に、慣れないながらも各自が真剣に取り組んでおりました。
特に、回復体位で体の向きを変える場合の方法は、力のない女性でも簡単との声もありました。
1.市民による救護が最も重要です・・・ 2.胸骨圧迫は強く、速く、絶え間なく!
3 2班に分かれての心肺蘇生による救命訓練 4 心肺蘇生とAEDによる救命処置をする受講生