*開催日時 :平成27年12月 2日(水)19:00〜21:00
*場 所 :狭山元気プラザ 大会議室
*講座名 :「食と農のコミュニティ・ビジネス講座」
*受講生 :23名 出席者 :出席 15名 欠席 7名
*内 容 :
第一部:農業の新しい形を目指して〜明日の農業を拓くヒント〜
「お茶としいたけ:貫井園 」取締役 貫井 香織氏
*自園自製自販体制経営
生産:椎茸の原木栽培と緑茶
製造:外部企業との連携による製造・加工
販売:値決めによる自販
*三つの視点(基本):○食のあらゆるシーン、○餅は餅屋 ○売上と利益
*販売ルートの拡大:スーパー、直売所、レストラン、ネット通販など
Q:コミュニティとの繋がりについて意識していることは?
A:地元の小学生に椎茸の原木栽培を体験してもらう。
:メインの販売先を入間市内に集約している。(ネット販売除く)
第二部:「オアシス作業所」設立から「支える会」誕生まで
NPO法人「ぶどうの会」代表 吉野房子氏
*吉野代表が実家の農業を継ぎ、約9反の畑でカボチャ、ネギなど移動販売開始
*S.56年近くに知的障害者の学校が出来、その障害者と関係ができる。
*H.17年障害者施設「オアシス作業所」開設。利用者6名、職員2名で開業。
*H.22年NPO法人「ぶどうの会」。現在に至る。
*H.23年「支える会」を発足。
更に「食工房ハート」、「布工房遊布」、「生活工房EIZEN」、「農工房ゆうき」を立ち上げ、「いっぷく亭の」も復活させた。
*地域との繋がりのため、「ピザ教室」「蕎麦打ち教室」「ミニカーづくり」「麦踏み体験」「野菜収穫体験」など地元の小学生中心にイベントを実施している。
Q:将来の夢は?
A:オアシスの夢は“ミニ・サイボクハム”です。更には「農家レストラン」を作りみんなの“ 憩いの場“を提供したい。
<講座を終わって・・・>
*市議会開催中でもあり、市職員の出席は難しく、欠席者が7名となった。
*貫井園(貫井香織氏)の3代目後継経営者としての若々しい説明と新しい農業に賭ける意気込みがひしひしと伝わるお話であった。
*「ぶどうの会」の経緯と、短期間で様々な新しい試みを見事に仕切っている吉野代表の温かみのあるお話に心が洗われる感じであった。