みんなでつながろう@さやま
一人ひとりに寄り添う!そんな思いからジョイスタディーは生まれました。
2012年、元教員5人が集まって、「わかるって楽しい。できるって嬉しい」という思いをどの子にも味わってもらいたいと、ジョイスタディーは設立されました。子どもたち一人ひとりの力に合わせた、少人数の指導教室です。一斉授業では難しくても、ゆっくりその子のペースで学習すれば理解できるのではという願いのもと、学習支援を行っています。活動内容は、週3回(火・水・金)狭山キリスト教会(地図参照)で、教会が空いている夕方から夜に行っています。
学力の差は、経済力の差ともいわれます。金銭的に塾に通わせることが難しい家庭のお子さんでも通えるようにと、普通の塾にくらべて授業料を安く設定しています。
(授業料1時間500円。少人数制)
夏の楽しいイベント スイカわり
土に触れて野菜作り。収穫が楽しみ
実際に授業の様子を、親御さん、本人の許可を得て見学させていただきました。落ち着いた雰囲気の小部屋での授業は、「今日は何を勉強する?」との問いかけから始まりました。今日の課題を自ら考える生徒さんの姿を先生が温かく見守っていました。授業を進めていく会話の中で、自己肯定感を育てたり自主性を伸ばす関わり方が感じられました。
このような授業方針をどのように共通理解しているのかをお聞きした所、スタッフミーティングで理念や目的が共有されることがスタッフ間のモチベーションを高める、また保護者の協力と理解あってこそのことだそうです。
一人ひとりに合わせた授業を行う
スタッフメンバー
チャリティーラン スタート
ジョイスタディーでは学習支援が基本ですが、他にも様々な取り組みを行っています。
〇教会の子供会の活動にジョイントして、子どもコミュニケーションプログラムを月に一回開催しています。学力とコミュニケーションスキルは、車の両輪であり社会生活を送る上には必要と考えています。
〇学校に居場所のない子どもたちの息抜きとエンカレッジの場として、会員限定の子ども食堂(マリア食堂)を、毎月第4日曜日の夜に開店しています。本音で語り先輩から助言を受け、「自分には価値があって、尊い人間なのだ」と納得して自信をもって生活をしてほしいという願いがあります。
〇そのほかに年に1~2回、教育講演会や研修会を開催して、スタッフや、保護者、子どもたちを取り巻く地域の大人たちに向けても、児童・生徒理解の学びをしています。
第9回講演会「子どもたちへの見方を変えて、味方になろう」(阿部利彦先生)の様子
ジョイスタディーの代表を務める大澤和子氏は元教師。優等生でありながら、自身の高校時代は、教師に反発して自称「不良時代」を送ったことも。優等生もやんちゃ時代も経験した結果、「教育によって子どもは変わる」と痛感し小学校の教師になったそうです。退職前、学級崩壊クラスを立て直したことが人生を変え、子どもたちの可能性と輝きを信じて個別の学習支援教室としてジョイスタディーを立ち上げました。大澤氏は言います。
速度の差はあっても、子供は伸びるもの。子どもの特性を見つけ、寄り添って支援することが大事だと思います。ジョイスタディーに集まってくる子どもたちは、一斉教育ではついていくことができない子どもたちで、勉強や学校が嫌いになったり生きづらさを抱えている子供が多いのです。得意なことや好きなこと、長所を見つけて、その子らしく輝いたときに喜びを感じます。
(教育ジャーナル2019 4月号より)
ミニ運動会のあとで はいにっこり♪
大澤和子氏 元教師
ジョイスタディ―代表を務めて、子ども食堂運営にも尽力を注いでいる。
取材を通して、居場所づくりの大切さを実感しました。一人ひとりの成長を見つめ、関わっていく。子どもたちにとって居心地の良い空間がここにある。ジョイスタディーはそんな場所であると感じました。
ジョイスタディー
活動場所 | 狭山キリスト教会 |
活動日 | 週3回(火・水・金) |
代表者名 | 大澤 和子さん |
住所 | 狭山市水野829-21(狭山キリスト教会) |
問合せ電話番号 | 090-4835-0233(大澤) |
問合せメールアドレス | joystudy@aol.jp |
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