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NPO法人 さやま保育サポートの会

NPO法人さやま保育サポートの会 代表BLOG

2013/06/05幼稚園・保育園の合同研修会

長期間長時間保育時代の保育の課題

☆教育委員会主催の幼稚園・保育園合同研修会
2006(平成18)年に発足した認定こども園は、2012年4月現在すでに911園ありますが、まだまだ少数派です。同一の園内で、幼稚園と保育園とが運営されるのはまだまだむつかしいと思う保育者も少なくないのではないでしょうか。2015(平成27)年4月から施行される新保育システムは、子ども・子育て支援法など関連3法によって、認定こども園を主軸にして展開されようとしています。今回、ある区の教育委員会が開催した幼稚園・保育園合同研修会は、新システム先取りの研修会といえるものですが、その講師を諏訪が務めさせてもらいました。
★130余名の幼・保の保育者が長時間保育の子どもたちへの配慮について討議
十数グループに分かれた130余名の保育者は、それぞれの園の長時間保育体制を語りつつ、長時間保育が子どもの負担にならないようにどのような環境を作り、どのような配慮をしているかについて真剣に話し合いをしました。そもそも長時間保育用の保育室がないことが子どもたちにも保育者にも多大な負担になっていること、また幼稚園では預かり保育要員を確保しないままで実施している園が少なくないことなど、長時間保育の人的物的条件に不備があることが明らかにされました。そうした中にあっても、保育者を固定して子どもに安心感を与えること、通常の保育では使わない特別の遊具を用意して子どもたちの目先を変える、捕食と夕食をとる子を上手に分けて差別感をもたせないようにすることなど、保育者の苦心や工夫が語られました。
☆子ども・子育て会議の議論始まる
すでに国の子ども・子育て会議が開催され、新保育システムの基準作りが始まっています。否応なく新保育体制への準備が進められていきます。自治体レベルでも子ども・子育て会議が始動し始めます。保育の法制度にも目を向けて、長時間長期間化する保育のもとで、子どもにどのような保育の場を用意するのか、検討を深めていくことが望まれます。