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青少年を育てる狭山市民会議

活動紹介

脱穀と籾摺り

『お米づくり体験教室』の第3回講座、無事終了!

11月12日(日)、柏原地域内に借りている田んぼで、『お米づくり体験教室』の第3回目の講座、脱穀と籾摺りを行ないました。
第1回目の講座「田植え」を六月に行ない、10月には第2回目の講座の稲刈りを予定してましたが、秋の長雨が続き、農業ボランティアである「かしわばら農援隊」の有志の協力で、稲刈りは終えました。

その稲を「うま」と呼ぶ、物干し竿のように組んだ台に架け、干してから脱穀をするのですが、秋の長雨の後、次には強風の日が続き、この「うま」も何度か組み直しましたが、今朝もまた倒れていました。
でも稲は充分に乾いていたので、今日の脱穀に支障はありません。
農業の指導を頂いている、農家の木下さんの指導の元、30名ほどの子どもたちが、脱穀機に稲を差し込んでいきます。

脱穀とは、刈り取った稲から、穂先に実った実(籾=もみ)をもぎ取る作業のこと。
籾の中には玄米(精米する前のお米)が入っています。
脱穀した籾を玄米にする作業が、籾摺りです。
脱穀の作業の前には、かしわばら農援隊の方々が、「縄ない」を子どもたちに教えました。
縄ないとは、脱穀した後の藁で縄を作ること。
お米づくりは、お米だけを作るのではなく、脱穀した後の藁で縄を作ったり、籾摺りで出た籾殻を肥料にしたりする有効利用も、お米づくりの大切な要素なのです。

脱穀作業の後、木下さんの納屋に移動して、籾摺りを行ないました。
籾はまだ殻を被ったままなので、その殻を取る作業が籾摺りです。
籾摺りをすると玄米になります。
殻を被った籾と、籾摺りをした後の玄米の手触りを子どもたちに確認してもらうと、玄米のすべすべした感触に、子どもたちは感動していました。

11月26日(日)には、お米づくり体験教室の最後の講座、収穫祭があります。
今日、脱穀、籾摺りをした玄米を精米すると、普段食べている白米が出来ます。
その白米でご飯を炊き、また同時に作っていたもち米でお餅をつき、それをみんなで食べるのが収穫祭です。
今年のお米は「彩のかがやき」。
30センチほどだった苗から、たくさん実ったお米を、今年も美味しく頂いて、今年の体験教室は終了します。
お米づくりを通して、これからも子どもたちには、食の大切さを知って欲しいと願っています。

参加してくれている子どもたち、保護者の方々、協力してくれている交通安全協会柏原支部の皆さん、かしわばら農援隊の皆さん、ありがとうございました。