地震被害想定調査
更新:2018年6月18日
埼玉県では平成24年度から地震被害想定調査を実施し、5つの想定地震による被害状況を公表しました。想定した5つの地震の特徴と狭山市における被害想定は、次のとおりです。
想定地震の特徴
東京湾北部地震(マグニチュード 7.3)
・県南東部では、揺れや液状化により建物全壊や死者が発生する。
・平成19年度調査と比べ、建物全壊棟数はほぼ変わらないが、被害が県南東部に集中する。
・首都圏の被害に比べ、本県の被害は比較的少ない。
茨城県南部地震(マグニチュード 7.3)
・県東部に液状化の被害が集中する。
・平成19年度調査と比べ、火災焼失棟数が減少し、液状化による被害が増加した。
・茨城県南部を震源とし、茨城県、千葉県北部、埼玉県東部が被害地域となる。
元禄型関東地震(マグニチュード 8.2)
・県南東部の狭い地域に液状化の被害が集中する。
・相模湾から房総沖を震源とする関東大震災をモデルとして調査を行った。
・首都圏で震源に近い地域は甚大な被害を受けるが、最も遠い位置にある埼玉県の被害は比較的少ない。
関東平野北西縁断層帯による地震(マグニチュード 8.1)
・深谷断層と綾瀬川断層を一体の断層帯として想定。
・県中央部を震源とし、大規模な被害が県内全域に及ぶ。
・被害は埼玉県と群馬県に集中し、周辺地域は比較的被害が少ない。
立川断層帯による地震(マグニチュード 7.4)
・県南西部に被害がほぼ限定される。
・揺れと火災による建物被害が発生するが、液状化による被害はほとんどない。
・東京都とともに被害を受けるが、埼玉県内の被害は5つの想定地震の中で、元禄型関東地震に次いで小さい。
狭山市における被害想定結果
被害項目 | 想定日時及び状況 | 東京湾北部地震 | 茨城県南部地震 | 元禄型関東地震 | 関東平野北西縁断層帯地震 | 立川断層帯地震 |
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最大震度 | 震災直後 | 5強 | 5弱 | 5強 | 6弱 | 6弱 |
全壊数(棟) | 震災直後(揺れ+液状化) | 0 | 0 | 0 | 16 | 138 |
半壊数(棟) | 震災直後(揺れ+液状化) | 56 | 0 | 19 | 464 | 1,680 |
焼失数(棟) | 冬18時(8メートル毎秒) | 15 | 7 | 15 | 18 | 78 |
死者数(人) | 夏12時(8メートル毎秒) | 0 | 0 | 0 | 1 | 7 |
冬5時(8メートル毎秒) | 0 | 0 | 0 | 1 | 10 | |
冬18時(8メートル毎秒) | 0 | 0 | 0 | 1 | 8 | |
負傷者数(人) | 夏12時(8メートル毎秒) | 9 | 0 | 5 | 84 | 216 |
冬5時(8メートル毎秒) | 10 | 0 | 3 | 82 | 304 | |
冬18時(8メートル毎秒) | 12 | 1 | 5 | 80 | 230 | |
断水人口(人) | 1日後 | 11,118 | 0 | 193 | 948 | 6,359 |
避難者数(人) | 1日後(冬18時、8メートル毎秒) | 58 | 19 | 45 | 243 | 1,127 |
帰宅困難者数(人) | 震災後(平日12時) | 10,134 | 4,602 | 10,043 | 10,435 | 10,432 |
上記5タイプの地震により、狭山市が被ると予想される被害の最大値は、全壊138棟、半壊1,680棟、焼失78棟、死者10人、負傷者304人、断水人口11,118人、最大避難者数1,127人、帰宅困難者数10,435人(県外在住者を含む市内滞在者)です。
詳しくは、埼玉県のホームページをご覧ください。
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狭山市入間川1丁目23番5号
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