1歳未満の赤ちゃんに「はちみつ」や「はちみつ入りの飲料・お菓子」などの食品を与えないでください。
更新:2017年4月28日
1歳未満の乳児には、はちみつを与えないでください。
2017年2月、東京都足立区で5か月の乳児に、はちみつを与えたことにより、乳児ボツリヌス症(食中毒)を発症して死亡した事故が発生しました。
ボツリヌス菌は土壌などに広く見られる菌で、酸素の少ない環境を好みます。増殖できない環境のもとでは、芽胞(がほう)と呼ばれる種(たね)のようなものを形成し、何年も生き続け、増殖できる環境になると発芽・増殖し、ボツリヌス毒素を作ります。はちみつには、稀にこの芽胞が存在します。
1歳未満の乳児は腸内環境(腸内細菌の種類など)が特有のため、芽胞が腸内で発芽して毒素を作り、この毒素により乳児ボツリヌス症を発症します。芽胞は熱や乾燥に強く、100度程度ではなかなか死滅しません。
このため、1歳未満の乳児には、はちみつを与えないでください。
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