中南米地域でジカ熱が流行しています
更新:2016年9月14日
中南米を中心にジカ熱が流行しています。ジカ熱感染に関してより詳細な調査結果が得られるまでは、流行地域への妊婦及び妊娠の可能性がある方の渡航を控えるよう警告が出されています。
ジカウイルス感染症(ジカ熱)とは
ジカ熱は、デング熱と同様、蚊を媒介して感染します。
ジカウイルスを保有した蚊(主にネッタイシマカ・ヒトスジシマカ等)に刺されることによって感染します。
症状
蚊に刺されてから2日から12日の潜伏期間の後、軽度の発熱、発疹、結膜炎、筋肉痛、関節痛、倦怠感、頭痛などを呈します。通常、これらの症状は軽く、2~7日続いて治まります。
治療
特別な治療方法はなく、症状に応じた対症療法が行われます。
妊婦及び妊娠の可能性がある方へ
妊娠中のジカウイルス感染と胎児の小頭症との関連が示唆されていることから、妊婦及び妊娠の可能性がある方の流行地域への渡航は控えた方が良いとされています。やむを得ず渡航する場合は、蚊の防除対策をしっかりと講じることが必要です。
予防
有効なワクチンはありません。
海外の流行地に出掛ける際は、蚊に刺されないように注意しましょう。長袖・長ズボンの着用、蚊の忌避剤(虫よけスプレーなど)の利用を推奨します。
流行地域
- 中南米・カリブ海地域
アンギラ、アンティグア、バーブーダ、アルゼンチン、アルバ、バハマ、バルバドス、ベリーズ、ボリビア、ボネール、ブラジル、英領バージン諸島、ケイマン諸島、コロンビア、プエルトリコ、コスタリカ、キューバ、キュラソー島、ドミニカ国、ドミニカ共和国、エクアドル、エルサルバドル、仏領ギアナ、グレナダ、グアドループ、グアテマラ、ガイアナ、ハイチ、ホンジュラス、ジャマイカ、マルティニーク、メキシコ、ニカラグア、パナマ、パラグアイ、ペルー、サバ島、サン・バルテルミー島、セントルシア、セント・マーティン島(仏領サン・マルタン及び蘭領シント・マールテン)、セントビンセント及びグレナディーン諸島、シント・ユースタティウス島、スリナム、トリニダード・トバゴ、タークス・カイコス諸島、米領バージン諸島、ベネズエラ
- オセアニア太平洋諸島
米領サモア、フィジー、ミクロネシア連邦コスラエ州、マーシャル諸島、ニューカレドニア、パプアニューギニア、サモア、トンガ
- アフリカ
カーボベルデ
- アジア地域
インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム
- 北米地域
米国フロリダ州の一部
症状がある等で心配になったら
すべての蚊がジカウイルスを保有しているわけではないので、蚊に刺されたことだけで過分に心配する必要はありません。しかし、流行地域から帰国した際に発熱等の症状のある方や心配のある方は、空港の検疫所にご相談ください。また、帰国後に心配なことがある場合は、最寄りの保健所等にご相談ください。
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問い合わせ
長寿健康部 健康推進課 組織詳細へ
狭山市狭山台3丁目24番地
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FAX:04-2959-3074