中東呼吸器症候群(MERS・マーズ)に関するお知らせ
更新:2015年6月5日
中東地域を中心に中東呼吸器症候群(MERS・マーズ)の発生と拡大が続くなか、2015年5月11日、韓国において中東地域からの帰国者の感染が確認され、その後、医療従事者や同じ病棟の患者、その家族への二次感染が報告されました。
しかし、日本では現在、検疫の徹底や医療体制の整備が行われているため、過度に心配する必要はありません。
中東呼吸器症候群(MERS・マーズ)とは
MERSコロナウイルスによる感染症です
MERSが人にどのように感染するかについて、まだ正確には分かっていません。ヒトコブラクダがMERSウイルスの感染源動物の一つであるとされています。
その一方で、医療機関における患者間、患者から医療従事者への感染など、濃厚接触者間での限定的なヒトからヒトの感染も一部報告されています。
しかし、季節性インフルエンザのように、次々にヒトからヒトに感染することはありません。
MERS(マーズ)の症状
感染してから2~14日後に呼吸器症状(発熱、せき、息切れや呼吸困難など)を引き起こします。
感染しても、症状が現れない人や軽症の人もいますが、特に高齢の方や糖尿病などの基礎疾患のある人は、重症化する場合があるので注意が必要です。
MERS(マーズ)の予防と対策
現在、MERS(マーズ)に対するワクチンや特異的な治療法はありません。患者の症状に応じた治療(対処療法)になります。
中東地域または韓国を訪問する際には、一般的な予防対策として手洗い、うがいを行ってください。また、せきやくしゃみなどの症状のある人との接触は、できる限り避け、マスクを着用してください。そして、ラクダなど動物との不要な接触は避けましょう。
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