狭山市で英語圏の姉妹都市を探していたところ、狭山市国際交流協会がすでに交流を持っていたワージントン市が候補に上がりました。両市国際交流協会による市民相互交流は1993年に始まっており、その交流の成果が評価され、狭山市とワージントン市は1999年11月に正式に姉妹都市を締結しました。締結後は、両市国際交流協会の市民相互訪問など毎年活発な交流を続けています。

　2009年にワージントン市と狭山市は姉妹都市締結10周年を迎えました。ワージントン市長ら代表団が狭山市を訪れ、10周年を祝うとともに今後も積極的に交流を続けていくことを確認しました。

　狭山市役所の正面入り口には姉妹都市を締結した際にワージントン市より寄贈されたオハイオランプが建っています。市役所にお越しの際はぜひご覧ください。

　ワージントン市はオハイオ州の州都コロンバスの北側に位置する閑静な町です。日本から訪問する場合にはアメリカ国内で乗り換えを行い、約12時間から13時間の空を旅を経てコロンバス空港に降り立ちます。そこから車で約20分でワージントン市内へ到着します。

　ワージントン市は、1803年にジェームス・キルボーンの指揮のもと、移住してきた人々により開拓された、200年以上の歴史ある町です。開拓当時の歴史的建築家屋や伝統的ニューイングランド様式の建物を今も維持管理し、町並みには古き良きアメリカが残されています。財政豊かで、犯罪率も低く、緑溢れる落ち着いた素晴らしい町です。

　2011年、オハイオマガジンが行政サービスや歴史、文化、教育等に優れた町に贈る「ベストホームタウン」に選ばれました。

• オレンジジョンソンハウス

　開拓当時の建築物として1811年に建てられたオレンジジョンソンハウスが残されています。
櫛職人のオレンジジョンソン夫妻が住んでいたこの家は、現在はワージントン歴史協会が管理し、博物館として一般に公開されています。開拓当時の家具や調度品、農具などが大切に保管されており、中でもキッチンに据えつけられた調理用の暖炉は当時の生活を知る上で貴重な資料となっています。

• マーケットデイフェスティバル

　夏から秋にかけて生鮮市や芸術祭など様々なイベントが行われます。その中でも最も規模が大きく代表的な祭りが、毎年9月の土曜日に開催されるオールドワージントン　マーケットデイフェスティバルです。芸術活動が盛んなワージントンらしく、陶器、絵画、装飾品、衣服など手工芸品の展示販売を中心に250以上の店が通りに並び、一日中多くの人で賑わいます。

　スポーツ交流（サッカー、野球、バスケットボール）、青少年交流、文化交流（青少年コーラス）、ホームステイ相互訪問など、狭山市と狭山市国際交流協会が協力し、様々な交流を行っています。