「HELLO 　This is Mizutomiオーバー」

「宇宙ステーションと無線交信しよう」

開催日：令和2年1月13日（月）20：58分～21：09分

開催場所：笹井小学校　体育館

対象：狭山市の小中学生　20名（主に水富地区の子供たち）

主催：水富公民館

水富公民館主催によるＮＡＳＡ国際宇宙ステーションに滞在する宇宙飛行士と狭山市内の子供たち（おもに水富地区）との交信がアマチュア無線を利用して行われました。

この企画は7月から始まった「宇宙ステーションと無線交信しよう」という講座の一環で、狭山市では柏原地区での実施以来、13年ぶりにＮＡＳＡ教育プログラム「ＡＲＩＳＳ　ＳＣＨＯＯＬ　ＣＯＮＴＡＣＴ」を活用し、交信することが出来ました。

この講座は市内の小学生から中学生まで44名の応募があり、狭山市内の中小企業や団体で構成するスタークラブ（代表　吉田徹弥氏）が中心となり、国際宇宙ステーション（ISS）に滞在する宇宙飛行士と無線交信を行うための指導をしていただきました。

子供たちは8か月に及ぶ10回のカリキュラムを通じて、宇宙と国際宇宙ステーションの概要と魅力や無線の仕組みを学び、英語で質問することを目指して一生懸命勉強に励んで来ました。

そして、多くの子供たちがアマチュア無線の国家試験を取得することが出来ました。

1月8日（水）にはリハーサルが行われました。無線機で宇宙ステーションと交信するという設定で、子供たちの質問に飛行士役の先生方が応答してくれました。質問は子供たちが自分で考えました。英語の質問なので、小学生低学年はメモを持ち、高学年以上は暗記で臨んでいました。

1月13日（月）当日は選抜された35名の中、20名が交信をすることになりましたが、残る15名はサブスタッフとなり、バックアップとして欠席者の発表のフォローや交信準備に参加しました。

“公民館の子供向け講座は、学校の勉強とは違う生涯学習に繋がる学びの楽しさを知ってもらうこと、そして、多くの交流を図ることを目的に推進しています。

「宇宙ステーションと無線交信」事業は無線の楽しみを学ぶ中で多くの交流が生まれています。

今回の宇宙ステーションとの無線交信は、やりたいと希望してできる事業ではなく、この水富地区で子供たちに一生の思い出となる事業を実施したいと探していた時に来た話でした。ただ、実施に際しては、公民館だけでは今日まで進めることは出来なかったことから、多くの方の協力と支援があって実施出来たものと大変感謝しております。

交信当日の会場にお集りいただいた多くの方が、子供たちと一緒に感激を味わってもらえたと思います。子供と大人が同じように感動している姿を見ることができ、心から幸せを感じました。“と水富公民館の増田館長は熱く語りました。