2015年度青少年向け講座事業報告
更新:2016年3月31日
その日、笹井は戦場だった。国民学校2年生が見た笹井の戦災(3月17日)
当時の惨劇を語る講師
学社連携事業の一環として、狭山市立入間川中学校の中学2年生を対象に開催しました。
戦後70年の節目に合わせ、70年前、水富村(現狭山市笹井)が見舞われた、たった1機による突然の空襲の様子を、当時国民学校2年生だった講師から体験談を聴き、平和の尊さを考えることを目的に開催したものです。講師は、空襲の体験者として記した詩“笹井の夜空に炎を逃れて逃げ回り、地べたに刻み付けられたあの日の記憶を、大事な伝説として親から子へ、子から孫へいつまでも語り継ぎ、戦争を二度と許さない平和な暮らしを守る”と詠み、平和への想いを中学生に伝えていました。
- 参加者数:67人(中学校2学年)
- 講師:橋本荘一氏
- 協力:狭山市立入間川中学校
楽しい本格ケーキづくり(12月19日)
かわいいケーキができたかな
もうすぐやってくるクリスマスの前に、家族でおいしく食べてもらおうと、かわいいアップルケーキを講師の説明に耳を傾けながら作りました。焼きあがるのを待つ間は、講師からのサプライズとして、マシュマロを溶かしてクラッカーで挟んだ甘くて温かいお菓子をいただきました。
焼きあがって冷ましたケーキは、粉砂糖をふりかけ飾りつけをして完成。参加したみんなは「楽しかった」「思ったより簡単だった」とケーキを大事そうに持ち帰りました。
- 参加者数:20名
- 講師:料理研究家「土田丹智子」氏
女の子のためのサイエンス教室(8月23日)
卵の中の心臓の動きや血液の流れが見えます
女性の理系分野の進出が少ないといわれている今、女子児童に楽しみながら体験できる教室を実施し、理系分野に興味を持ってもらうことを目的に実施しました。
粒のようなメダカの卵を顕微鏡で覗いてみると、球体の中には心臓の動きや血液の流れなどが観察でき、顕微鏡と記録用紙を交互に見ながら卵の絵や特徴などのメモを取っていました。
中には、携帯のカメラレンズを顕微鏡のレンズにあて、びっくりするような映像が撮れていました。
- 参加者数:15名
- 講師:基礎生物学研究所博士研究員「藤森千加」氏
- 共催:男女共同参画センター
ぼく、わたしの夏休み(7月30日、8月5日、6日、12日、19日、31日)
槍鉋を使って木を削る子どもたち
地域の人、学校の先生、高校生、匠のワザをもつ職人が講師となり、子どもたちに体験を通じて物事に取り組むことに必要な「やる気」を高め、学びのコツである「参加する」「まとめる」「伝える」ことを学ぶ講座を行いました。
子どもたちは、4つの体験(はかりの極意、音と光のイルミネーション、匠の技、バルーンアート)のどれかに「参加」したあと、体験したことを「まとめる」ためにプラザジャーナル倶楽部(公民館利用団体)に紙面づくりを教わりました。
最終日には、体験した出来事を「伝える」ために、参加した子どもたちや保護者、講師らの前で発表を行いました。
- 内容
- 体験に参加しよう「はかりの極意(7月30日)」「音と光のイルミネーション(8月5日)」「匠の技(8月6日)」「バルーンアート(8月12日)」
- 体験したことをまとめよう(8月19日)
- 体験したことを発表しよう(8月31日)
- 参加者数:延べ95人
- 講師協力:埼玉県計量検定所、埼玉県立狭山工業高校、大森健司氏、チャレンジTie(タイ)、風船集団BT-FLY(バタフライ)、プラザジャーナル倶楽部
問い合わせ
生涯学習部 中央公民館 組織詳細へ
狭山市入間川1丁目3番1号
電話:04-2952-2230
FAX:04-2952-4137