景観地50めぐり
笹井ダムを訪ねて
狭山市駅西口から狭山26系統「飯能駅北口」行きの西武バスで「笹井ダム」というバス停に行くことが出来ます。
※運行本数がとても少ないので事前にお調べください。
バス停から川沿いへ北東方向に300メートルほど進むと、笹井自治会館のそばにダムが見えてきました。
これが、笹井ダムです。
この辺りは鯉釣り師が集まる釣り場でもあるようです。
この日、水は少量で穏やかに流れていました。
「30、35、40」と数字が書いてあったので、大雨が降り続くと、その辺りまでは水位が上がり、轟々と力強く流れるのでしょうか。
水位が上がれば、この景色も一変することでしょう。
ご存知の方もいるかと思いますが、昭和60年にこの上流の川岸で、ほぼ原型を留めた約170万年前のアケボノゾウの骨格化石が発見されました。
アケボノゾウとは、体長が1.5~1.8メートルほどで体重が2~3トンほど。インドや東アジアに生息していたと考えられていますが、頭をのぞいたほぼ全ての化石が見つかったのは、ここ笹井ダムの上流が国内初です。
現在その一部が
狭山市立博物館で常設展示されています。
実は、ロマンチックな場所でもあるんですね。
古代に思いを馳せながら、鯉釣りするのもいいかもしれません。
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狭山市では、2004年に迎えた狭山市制施行50周年を記念して、市内の景観が優れた場所や施設を広く市民から募りました。3000件を越える応募の中から50か所を選び、制定したのが「狭山市の景観地50」です。
お茶香るまち狭山市の、豊かな自然や文化財など、素晴らしい景観をひとつずつ訪ねていきます。