楽農だより
狭山市を流れる入間川河川敷は、世界遺産になった富士山を望め、市民の憩いの場として、遊歩道や自転車道、サッカー場や野球練習場などが整備され、通勤、通学や買い物の行き帰り、犬の散歩、ウオーキングやランニングなど、さまざまに利用されています。
河川敷を歩きながら、1年中楽しめるのが草花や木の実です。 河川敷の秋の始まりは、数年前から、水富地区センターと入間川の河川敷を美しくする会が保護管理を行ってきた彼岸花(曼珠沙華)でしょう。ボランティアの皆さんの努力で、年々花の数が増えているようです。 今年は、秋の訪れが早かったようで、もう花も終わりかけていました。
彼岸花
9月18日の彼岸花です。
コスモス
澄んだ秋の空に映えて美しいコスモス
菊芋の花
水辺近くを歩いていると、草の繁みの中に黄色いひまわりに似た花がさいています。菊芋の花です。
菊芋キク科ヒマワリ属 (英)Jerusalem artichoke
菊芋(きくいも)はキク科ヒマワリ属の多年草で、芋のような根の部分が食べられるので、戦中・戦後の食糧難の時代には食用とされたそうです。
又、現在では、菊芋には一般の芋類のようにでんぷん質は少なく、ほとんどが食物繊維で食後の血糖値の上昇を防ぐため、糖尿病予防効果があるということで知られています。
菊イモの花
胡桃
河川敷には、胡桃の木がたくさんあります。 上流から実が流れて来てここに根付いたんでしょうか。 実が落ちたら拾いに行こうと思って、いつも忘れてしまいます。
たくさん実っていました。 クルミの実
このクルミの木の下には、大きな蛇(青大将)が住んでいます。
一度お会いしたことがあります。
出くわした時にはお互いにびっくりして、逃げました。
それ以来、ザワザワッと気配を感じたら近づかないようにしています。
クルミの木
自転車道で朝のトレーニングをする人
その自転車道を、芋虫さんがとても急いで横断していました。
銀杏
昭代橋のわきの野球場の隅にある銀杏の木には、毎年、たくさんの銀杏が生ります。 この銀杏も拾いに行きたい木の実です。
また、イチョウの葉は短時間で、一度に落葉することが知られています。 興味のある方は、観察してみるといいですよ。
びっしりと実っている銀杏の実
銀杏の木