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楽農だより

野菜の花 ~シカクマメ(四角豆)~

2011/11/04



シカクマメの花は、淡紫色~薄い水色の可愛い花です。 マメ科植物にしては大きめの3~4㎝くらいあります。 鮮やかな緑色をした葉はインゲンの葉に似ています。 ツルは暑い夏によく生長して10m以上になることもあるそうで、日陰を作り、花も実も楽しめるエコ植物として利用できます。 害虫もあまり付かないようですから、無農薬で栽培でき家庭菜園にお勧めです。



シカクマメ ( 四角豆 )の花
シカクマメ ( 四角豆 )の花
花が落ちると、縁がぎざぎざの四角い形をした黄緑色の莢ができます
花が落ちると、縁がぎざぎざの四角い形をした黄緑色の莢ができます

 シカクマメ (四角豆)

マメ科のつる性植物で、熱帯アジア原産です。 沖縄を中心に熱帯地方で栽培されています。 最近スーパーなどでも見かけることがあります。 今年の夏、狭山市内のスーパーで売られているのを見かけたという情報がありました。

主に若い莢を食べますが、花や葉、ツルの先も食用になります。 根(細いさつまいものようなもの)からでんぷんがとれるようですが、う~ん…、食用には不向きかも…。 食べた方は、感想を聞かせてください。

狭山市内では家庭菜園の愛好家の間で、種を分け合って栽培されています。 熱帯地方原産ということもあり、天候などの影響を受けやすく、その年により出来不出来がありますが、害虫もあまりつかず無農薬で栽培できますから、家庭菜園に向いている野菜のようです。

なんといっても切り口が星の形 (人型と言う人もいます) をした可愛い野菜なので、子供さんや若い女性に喜ばれるでしょう。 食べ方は軽く茹でてサラダにしたり、天ぷら、炒め物などにできます。 私はマヨネーズで食べるのが1番いいです。

保存はキッチンの陽の当らないところに置いておくのがいいようです。 冷蔵庫に入れておくと、黒く変色して日持ちしませんでした。



 楽農修了生からの情報提供

10月1日の写真です。
9月の台風の後、急に花が咲きました。

5月に3本植え、キュウリ、ゴーヤの間にあり、夏の間は負けていましたが、ゴーヤが枯れてからは、たくさん実をつけました。



※ 参考説明 
シカクマメは短日性植物で、コスモスや菊のように秋になって花をつけます。 したがって夏には葉ばかり茂って、秋になったら花が咲き始めて実がなったという、この情報は正しいわけです。 沖縄では品種改良されて、夏に実のなるシカクマメ(うりずん)が栽培されています。 


 

 栽培ポイント

熱帯地方原産の植物ですから、気温が低いと発芽してもなかなか育ちません。 気温が高くなると急にツルを伸ばしてきます。 オクラやモロヘイヤも同様です。 種蒔きは急ぐことはありません。 充分に気温が上がってからで大丈夫です。 畑の場合、30~40㎝間隔に1~2粒蒔いて、本場が出て気温が上がり始めたら1本にします。 間引いた苗も土をつけて抜けば植えかえ可能です。 生育旺盛なので、支柱をしっかり立てます。 栽培期間は5月~11月。 日当たりの良いところで育てます。 同じマメ科のつるインゲンの育て方を参考にするといいでしょう。

種は実を完熟させて、しっかり乾燥させて保存します。 種がほしい方は栽培している方から分けてもらうといいですが、自家採取ですと発芽率はよくありません。 手に入らない場合はインターネットや種苗関係の通販などを利用するといいですね。 


シカクマメの種
シカクマメの種
シカクマメの苗 (7月12日)
シカクマメの苗 (7月12日)

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