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なんとなく探検隊

満開のコスモス畑で癒されて

薄紅のコスモスが秋の狭山を彩る

2011/10/28

撮影:2011年10月23日
撮影:2011年10月23日
狭山市内を、な~んとなく探検していきます。
今回は、狭山市市民会館近くのコスモス畑をご紹介します。

市民の目を楽しませるための、地元の方の取り組み

最初に訪れたのは、10月10日の午後でした。夏のような陽気と、濃い青空の下で、ゆらゆらと揺れるコスモス。

つぼみが目立ち、日差しを受けて鮮やかな緑色がまぶしいくらいです。
峰自治会長・齊藤修司さん
峰自治会長・齊藤修司さん
「11月3日、文化の日の頃にちょうど満開になりますよ」と峰自治会長の齊藤修司さん。
国道16号から少し入ったところ、入間川の支流沿いを散歩する市民の方の目を楽しませようと、狭山市市民会館近くの田んぼにコスモスを植えるようになって10年が経ちます。
コスモスの花を見ての第一印象は、花が大きくて、色が濃いこと!
大きく、色の濃い、キレイな花を咲かせるために工夫がなされています。

まずは、種を蒔く時期です。
入間七夕まつりの頃に種を蒔くと、台風で倒れることも少なく、11月初旬に満開の見頃を迎えます。
次に、種そのもの。
毎年新しい種を購入して蒔いているのです。種を収穫して翌年に使用していると、段々と花の色があせてくるのだそうですよ。

そして、育て方。
肥えた土で、肥料もあげて育てています。また、自治会役員のボランティアで成り立つ「入間ふるさとくらぶ」の方々が、草刈り作業もされているそうですよ。
こうやって、色の濃い、大きい花が咲くのですね!

そろそろ満開との声を聞き、商工祭が行われた10月23日、再び訪れてみました。
あいにくの曇り空でしたが、色とりどりのコスモスが一面をピンク色に染めて、道行く人も立ち止まって見とれるほど。

夏を通して田んぼを鮮やかな緑色に染める稲も、秋が訪れると黄金(こがね)色に光り、そして頭を垂れて収穫の時期を迎えます。
田んぼに緑がなくなり、淋しい風景になるこの時期、コスモスが華やかに咲き誇るのです。
コスモス畑は4カ所あり、合計で約1000坪の広さです。
1カ所は西武新宿線の車内から見える場所にあります。狭山市駅と新狭山駅の間にあり、通勤・通学途中の乗客がホッと癒される瞬間となっています。
夏はこの川沿いに仲間が植えた曼珠沙華が真っ赤に咲いて、それは美しかったと言います。
ふと、「ケロケロッ」という小さな声が聞こえたような気がしたので見回してみると、こんな小さなお客様。

抜けるような青空の下、みなさんもコスモス畑を楽しみながら散策してみてくださいね。