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クリトン さん
ギター好きの皆さん、ようこそ。自分で音楽を演奏したくて楽器を選んでいる皆さん、こ...
クリトン さん
2018/11/14 16:11:52
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アドルフォ・サルコリという名前をご存じですか。明治末年にひょっこり日本にやってきたイタリアのテノール歌手です。清朝の中国に来ようと思っていたのですが、中国では辛亥革命が勃発して何も出来なかったので、止む無く日本に来ました。日本での西洋音楽の受容は、主に東京音楽学校など国の官僚機構が主体になって推進されてきましたが、サルコリは東京音楽学校の雇われ外人教授ではなく、民間人として日本に居を定め、イタリアの最新オペラの公演などもしました。その門下からは、三浦環、原信子、佐藤千夜子、藤原義江、田谷力三、等々、日本の声楽界に興味のある人なら誰でも知っている名歌手を輩出しました。しかし、それらの師であるサルコリの名前はほとんど知られていません。
サルコリは、ギターとマンドリンの演奏も達者だったようです。彼の演奏会の中ではギターソロの演奏なども披露されたようです。これが、日本人が独奏クラシックギターの演奏に接した初めての経験だったと言われます。それは明治45年のことでした。
駅前・月例ギターコンサートは、このように知られざるギターの世界をご紹介するコンサートです。今回のコンサートは「日本におけるギター音楽の受容」と直接関係ありませんが、来年には、そんなテーマの演奏会も企画したいと思います。
[開催日]
2018/11/30
金曜日 16:50開場 17:15開演
[開催場所]
狭山市民交流センター コミュニティーホール
狭山市入間川1-3-1
狭山市民交流センター1F
西武新宿線狭山市駅下車 西口よりすぐ
[料金]
全自由席・全当日券2000円
[プログラム]
グランドソナタ第1番から
Ⅰアレグロ Ⅲメヌエット Ⅳロンド
カルカッシギター教則本第3部より
第31番、32番、33番、34番、35番
ワルツ第3番、ワルツ第4番(アグスティン・バリオス)
ポピュラースタンダードナンバー(現代ギター臨時増刊号)より
シャレード、魅惑のワルツ
明日に架ける橋、ミセス・ロビンソン、雨に濡れても
コンポステラ組曲より(フェデリコ・モンポウ)
プレリュード、レシタティーヴォ、カンシオン、ムニェイラ
[駅前・月例ギターコンサート その後の予定]
3月22日(金)
[石村洋 プロフィール]
早稲田大学理工学部卒業
ギターを江黒功一、奥田紘正に師事。
日本ギタリスト協会第2回新人賞受賞。
平田公弘と伴にフルート・アンド・ギター・デュオ、
森淳一、前場祐介と伴にアマデウス・ギター・トリオを結成している。
CD「子供の情景」(ALMレコード)がある。
日本ギタリスト協会、神奈川ギター協会、日本ギタージュニア教育連盟、
日本ギター合奏連盟、日本哲学会 各会員
[お問い合わせ先]
石村ギター教室
04-2959-4112
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