景観地50めぐり
童句碑を訪ねて
誰もが一度は読んだことがあるであろう童話『かわいそうなぞう』の作者、土家由岐雄(つちやゆきお1904年6月10日~1999年7月3日)氏の句碑が智光山公園内にあるということで、行って来ました。
ありました!
こども動物園の入り口近くに、ひっそりと。
なんとなく、ゾウのシルエットにも似ている石碑が。
「童句」とは土家氏が創始した「童心になって読む俳句」です。晩年を狭山で過ごした縁で、この地に建てられました。
土家氏は読売新聞日曜版に連載されていた「童句」の選者も務めていましたが、この石碑には自ら創作した句が刻まれていました。
何が書いてあるかというと…
『童 句』 土家由岐雄
あらそって たこおろす空 雪となる
トラックの 土に たんぽぽが 咲いて行く
宿題の 窓に ときどき 遠花火
雨に鳴く こおろぎに ドア あけてやる
ひなたぼこ しながら 母に 髪刈らる
子ども時代を思い出し、素直なあの頃に戻れそうな気がして、
すぐそばのベンチで、ぼけ~っと思いを馳せてしまいました。
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狭山市では、2004年に迎えた狭山市制施行50周年を記念して、市内の景観が優れた場所や施設を広く市民から募りました。3000件を越える応募の中から50か所を選び、制定したのが「狭山市の景観地50」です。
お茶香るまち狭山市の、豊かな自然や文化財など、素晴らしい景観をひとつずつ訪ねていきます。