埼玉県には知られざるグルメが潜んでいるに違いない…
地元の誇りを胸に、その土地ならではの食材を用いて創意工夫を施されたご当地グルメ。
県内のご当地グルメが集結して味を競う「第8回 埼玉B級ご当地グルメ王決定戦」が開催されました。

ときは5月1日。
ところは埼玉スタジアム2００2。

埼玉県から38グルメが出場、東京都と千葉県から各1グルメを合わせて、計40グルメで王座が争われました。

開催された日は、前夜からの強風に加えて雨の予報も出ていましたので、中止になるのでは？と心配された方も多いでしょう。
が、10時の販売開始と同時に、各売り場の前にはなが～い行列。
会場にはあふれんばかりの人・人・人！

販売グルメのお値段は150円と300円の2種類。
売り上げの一部は東日本大震災の義援金として、被災地に寄付されることになっています。

狭山市からは、ご存知「狭山のさといもコロッケ」と、狭山名産のお茶（抹茶）を使ったクレープが出場です。

早速、コロッケのテントへ！
スタッフの方が強風にも負けずに掲げているのぼりが目印です。

すでに長い行列です。私も並ばなくっちゃ。

ふだんは使われることのない親芋を活用して作られるコロッケは、甘味があってクリーミー。とっても美味しいですよ。

今日も揚げたてのコロッケを提供するため、裏ではスタッフさんが大忙し。

無事にゲットして、どこか座るところは…
せっかくなので、スタジアムの中に入りました。
今日は観客席が開放されています。

サクサクの香ばしい衣と、なめらかな食感が楽しめるコロッケ。
おいしい～！！

さといもコロッケを平らげて、次なるターゲットは、同じく狭山市から出場の抹茶のクレープです。
人混みをかきわけてたどり着いてみると…すでに完売！！

クレープは販売わずか1時間で売り切れてしまったとのこと。
商工祭のときに頂いてとても美味しかったので、また食べたかったのに、残念です。

この日は雨こそ降らなかったものの朝から嵐のような強風が吹き荒れ、出展グルメの販売は12時で終了となってしまいましたので、投票結果が出るまでの間、スタジアム内のイベントを楽しみました。

県の物産観光展や伝統的手工芸品実演・体験が開催され、また県内ご当地キャラ軍団が一堂に会す催しも。
ピッチでは、サッカーのイベントとして日本フリースタイルフットボール選手権が行われました。

その頃販売会場では、詰め掛けた多くの人々が投票の長い列を作っていました。

投票の仕組みをご紹介しましょう。

グルメを購入すると、投票券の「こはぜ（行田市名産の足袋の金具）」がもらえます。このこはぜを、「おいしい！」と思ったグルメの投票箱に入れます。一番多くの「こはぜ」を集めたグルメが、「第8回埼玉B級グルメ王」の座に輝くというわけです。

いよいよグルメ王の結果発表の時間です。
10位から優勝までが発表となりました。

9位にコールされたのは、狭山市から出場のクレープです！
抹茶を練りこんだ生地と、抹茶ゼリーのほろ苦さ、そしてクリーム
の甘さが絶妙なバランスのクレープ。
見事に9位に入りました。

そして、そして、名産である里芋を使った「狭山のさといもコロッケ」が、なんと4位入賞です！

優勝した「草加小松菜チヂミバーガー」（草加市）が300円グルメということで、150円グルメの中で最も得票数の多かった「狭山のさといもコロッケ」は、埼玉県商工会連合会・埼玉県商工会議所連合会賞も同時受賞しました。

コールされたときにはスタッフから歓声があがり、「4位は立派だ！」「やったかいがあった」と肩をたたき合い、喜びを分かち合っていました。

さといもコロッケは、市内の精肉店などで購入することができます。みなさんもぜひ一度味わってみてくださいね。販売店はこちらをご覧ください。