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なんとなく探検隊

中学サッカー部が、トウモロコシ栽培に挑戦

狭山市広瀬の西中ファームで栽培!

2011/05/23

狭山市内を、な~んとなく探検していきます。
今回は、狭山市立西中学校サッカー部が、狭山市広瀬の西中ファームでトウモロコシの栽培に挑戦している様子をお届けします。

トウモロコシの種植えに汗を流しました!

狭山市立西中学校のサッカー部が、2011年5月2日、校外に設置された同学校の専用農場で、畑の草取りやトウモロコシの種植え作業を行いました。

同じ広瀬地区内の野菜生産農家で、JAいるま野の共販出荷者である平野明雄さんが、同農場の耕耘や施肥などの圃場管理のサポートや指導を行い、生徒達が夏の収獲をゴールに目指します。「地域の農業について理解してもらえたら嬉しいです」と平野さんは話します。

スーパーなどの店先にある野菜しか知らない生徒達にとって「自ら野菜などを作る機会は貴重」と同クラブ顧問の菊池弘至教諭は言います。
以前、県立の特別支援学校に就任していた同教諭は、生徒と共に、農作物の栽培や、収穫物の販売をした経験を持っています。畑の中で一生懸命に作業をする生徒達が、助け合い、喜び合う姿に、人と土が交わる農業体験の真価を強く認識したと話します。
農業の大変さや食の本質と向き合う中で「いろいろな経験を糧にし、心豊かな人間に成長して欲しいです」と語りました。
心身共に発育段階にある児童生徒が、複数の農業体験を通じて、環境や食物などに対する理解を深め、情操や生きる力を身に付けることを目的に、埼玉県では「みどりの学校ファーム推進方針」を掲げ、県内の小中学校での農園設置を促進していますが、県内全体では中学校での校外農園設置は小学校に比べ低く、全体の2割程度となっています(平成22年同県調査)。
同中学校では2年前より、校外農場を設置し、おおぞら学級(特別支援学級)などのほか、野球部やテニス部、バレー部、バスケット部などの部活動の中で、野菜の植え付けや収穫など幅の広い農業体験を行っています。

地元の農業生産者と協力関係を結び、継続的な取り組みを行ってきた同中学校の中山亨校長は「命や自然の恵みの尊さを知り、地域の人との絆を深めてもらいたい」とその意義を語りました。